イケアというとスウェーデンのおしゃれな家具・雑貨ブランド、と思っている人は多いはず。

 実はまた別の顔がある。ここ数年、持続可能な社会をめざすサステナブルな活動にかなり本気で取り組んでいるのだ。

 そのひとつが今回紹介する、イケア・ジャパンと、SDGs達成のための取り組みを進める「ヨコハマSDGsデザインセンター」、ハウスメーカーの「アキュラホーム」がコラボレートして取り組んだ、モデルハウス「SDGs ハウス」。

 そもそもSDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能な世界を実現するための開発目標のこと。

 具体的には、「貧困をなくそう」「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」といった17の大きなゴールと、さらにそれを具体的に達成するための169の目標で構成されている。

 個人的にも地球にやさしい生活を送りたい、でもまず何から始めたらいいのかわからない……そんな人にこそ注目してもらいたいのが、このサステナブルな暮らしのためのヒントがたくさん詰まっている「SDGs ハウス」なのだ。

 大きな特徴として、この家のメインの建材として、断熱性や耐久性に優れた木質系の素材「CLT(Cross Laminated Timber)」を採用。CLTは組み立てる際にクギを必要とせず、そのまま再利用が可能なため、環境に配慮した工法としても注目を集めている。

 また、キッチンやリビング、ベッドルームやバスルームに至るまで、家の中には、SDGsに貢献するイケアのさまざまなアイテムがずらり。

  なかでも気になったものを5つピックアップしてご紹介。デザインも機能性もよく、しかも使うことで自然とSDGsに配慮した生活が送れるので、興味がある人はまずは小物から取り入れてみては?

2019.09.04(水)
文・写真=CREA WEB編集部