家族・娘さんと心地よく過ごすことを考えた空間
広い窓から自然光が降り注ぐ。奥は娘さん
ベッドは娘さんが自分で上り下りできて、腰かけるにもちょうどいい、できるだけ低いものを。マットレスは寝心地を追求し、イタリアのメーカー「マニフレックス」のスプリングレスタイプを選んだ。
「娘が成長したり、家族が増えたりといったライフスタイルの変化にも対応できるように、シングルベッドを2つ並べました。今は家族3人、川の字で寝ています(笑)」
あたたかみのある木製のブラインドも、西村さんのこだわり。
必要最低限の家具は、カーテンの奥の空間にすっきり収納。梯子は屋根裏部屋へと続く
「眠るための場所だから、テレビも電灯もありません。その分、木のブラインドから差し込む、おだやかな月明かりを感じることができます。廊下の窓には何もつけていないので、明け方になると自然光が入って、壁がぼやーっと白く光ってきます。そうやって一日の時間の移り変わりや、季節による光の変化を感じられるのがとても気に入っています」
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- staff
- composition:Satoshi Miyashita
text:Rie Nakajima
photographs:Mori Koda - category
CREA 2012年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

