巷で流行中の整理術といえば、とにかく“捨てる”一辺倒。
セールで見つけたかわいい洋服、女子度を上げそうなファッション小物……いろいろなことにチャレンジしたいアラサー世代は、どうしてもものが増えてしまいがち。
そんな中で、心地よく暮らすためには、どうすればいいのだろうか。ものと自分の関係を見直して、物持ち女子の生活快適化スタートするための、クローゼット整理術を、CREAでおなじみの河井真奈さんと、ファッション業界PR会社代表の栗本京さんに聞きました。今回は栗本京さんのクローゼットを公開します!
服やバッグがひと目でわかる「ちょい見せ」が大切
PR会社代表 栗本 京さん
グッチグループ ジャパンを経て、現在、靴やバッグなどファッション関連のPR業務を行う株式会社ルイーズを運営。82平方メートルの2LDKマンションに2人で暮らす
おしゃれ達人のワードローブ管理術
ファッション業界のPRという仕事柄、身に着けるものには人一倍気を使うという栗本京さん。
「着ようと思った服が見つからなかったり、シワだらけでは、朝から気分も落ちてしまう。忙しい朝、身支度をさっと整えるためには、普段のワードローブ管理がとても大切です」
クローゼットの中はレザー、ワンピース、スプリングコートと、アイテムごとに分けられ、ブラウスやシャツは場所をとらないように薄手のハンガーにかけ、美しく分類収納。
「ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎず、丈の短いものは片方にまとめて、その下にデニムや箱ものをしまうスペースをつくるのもポイントです。ニットやカットソーは重ねず、デザインが少しでもわかるようにクルクル丸めて引き出しに」
かさばる毛皮やウールのコートは季節が終わったらクリーニングに出して、そのまま次のシーズンまで預かってもらう。多少の保管料はかかるが、家に置くよりずっと安心なんだとか。
(1) 「バッグは横置きにすると取り出すときになだれを起こすので、キャンバス地のスクエアボックスに収納し、タテ置きにします。色移りを防ぐために袋に入れるけど、通気を考えてちょっとずつバッグの顔を出してあげるのも忘れずに」
過去の失敗をベースに導き出されたお手入れ重視の収納テクニックは、おしゃれ好き女子の参考になること間違いなし。
(2) クローゼットの中はスクエアボックスを使って空間を効率よく整理。下部の木の引き出しには右上にカジュアルなTシャツ類、右下にデザインに凝ったカットソー、左上に薄手のニット、左下にブランドものの上質素材を分類収納。スカーフなど小物類もクリアボックスに取り出しやすくしまう
(3) 書類や取扱説明書などはIKEAのファイルボックスで整理。目立たせたくない部分は白で隠すのが栗本流
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2012.05.10(木)
text:Yoko Maenaka / Nobuko Sasaki
photographs:Akira Fuji / Hisako Yanagihara