「iPhone 3GS」(左)を「iPhone 15 Pro Max」と並べたところ。画面サイズは3.5型と、iPhone 15 Pro Max(6.7型)の3分の1ほどの面積しかありません ボディは文字通りの「手のひらサイズ」。重量はたった135gしかありません フラットデザインを採用した現行モデルとは異なる、背面が膨らんだ独特のデザインは、愛くるしさすら感じます 背面が膨らんでいるため、平らなところに置くと宙に浮いたようになります。内部のバッテリーが膨張しているわけではありません ホーム画面とロック解除画面。いまでは見られなくなったカラフルさ、および立体感のあるアイコンのデザインが特徴です パスコード入力画面や設定画面、さらには日本語キーボードも、いまではレトロさが感じられます 年月日を入力するためのドラムロール式の画面や、カメラアプリ起動時にシャッターがいったん閉じてから開くエフェクト、マイクを模したボイスメモアプリのUIなど、アナログ風のエフェクトやアニメーションが随所に見られるのも特徴です アートワークをパラパラとめくって曲を選択するiPod譲りのインターフェイスは、iPodを知るユーザにとってはエモさ満点です 左がiPhone 3GS、右がiPhone 15 Pro Maxの2倍望遠(サイズ変更以外は無加工、以下同じ)。まるでインスタントカメラのような色調です ぬいぐるみを撮影しても、表面の布の質感は失われ、のっぺりと写ります。もっともそれがかえってエモいのかも? Retinaディスプレイ以前のモデルゆえ、解像度は480×320ドットと、ガラケーより多少マシな程度。画面のドットもはっきりと視認できてしまいます ポートはLightningよりもさらに世代の古いDockで、底面の3分の1近くがパックリと開いています。ポート左右にはネジが露出しているのも、いまでは考えられない設計です