ベッドやソファでくつろぎながらマンガを楽しむなら、やっぱり便利なのがスマホやタブレットで手軽に読める電子マンガ。最近は作品数も紙のマンガを遥かに凌ぐ充実ぶりで、無料で読める作品も多く、ついつい夜ふかししてしまいますよね。
「CREA夜ふかしマンガ大賞2026」では、3つの人気電子書籍ストアの書店員の皆さんに、それぞれの「電子コミック部門」ベスト3を選んでいただきました!
今回は、ブックライブでのレビュー「月刊 書店員すず木」も大人気の書店員すず木さんが推薦するベスト3をご紹介します。
発表! CREA夜ふかしマンガ大賞2026
» 今年の大賞は『林檎の国のジョナ』(ベスト10発表)
» 「CREA夜ふかしマンガ大賞」とは?
» CREA夜ふかしマンガ大賞2026まとめ
Q1 「CREA夜ふかしマンガ大賞2026」【電子コミック部門】ベスト3は?
テーマ:効率化からの脱出~余白の時間を味わう極上の贅沢~
◆第1位『魔力枯れのダークエルフ』板橋大祐/講談社
力を失って見えたのは、世界の本当の美しさだった――。かつて“万能の魔術師”と呼ばれたアミラは、魔力枯れを起こし、すべての魔法を失った。魔力がすべてを支配する世界で、できることなど何もない。しかし彼女は今、風と語らい、火を起こし、料理を覚えながら、生きる意味を探す。魔法のない日々に芽吹くのは、静かな幸福と小さな奇跡。喪失から始まる、再生のセカンドライフ・ファンタジー!
鈴木さん推薦コメント
「『失敗できない』『間違えられない』と、心をすり減らしがちな現代。『何かができなくなっても、世界はこんなに美しくて、自分の手で小さな幸せは作れる』。そう気づかせてくれる本作は、心が疲れた夜に少しずつ読みたい作品です。『昨日できなかったことができる今日にしたい』という主人公アミラのキラキラした表情を見ているとこちらも元気を貰えます!!」
◆第2位『さむわんへるつ』ヤマノエイ/集英社
真面目で勤勉な生徒会長・梟森未明(ふくもりみめい)と、不思議でマイペースなクラスメイト・水尾海月(みずおくらげ)。ふたりの共通の趣味は「深夜ラジオ」。面白くなりたいミメイは、番組内の大喜利コーナーへ密かに投稿を続けていた。そんな海月から、憧れのリスナー「うなぎポテト」は自分だと明かされる。ただのリスナー仲間だったふたりの距離は一変し……!?
鈴木さん推薦コメント
「YouTubeやSNSが主流の現代において、あえて『深夜ラジオ』という映像のないメディアで繋がる男女を描いているのがエモい!! 誰もが一度は抱いたことのある『認められたい』『誰かに届いてほしい』という切実な願いが、驚くほど丁寧に詰め込まれており、派手な展開はありませんが、そこには静かで確かな熱があります。読者は自然と主人公たちの隣に座っているような感覚で、彼らの気持ちに寄り添えるのではないでしょうか。読後、心に心地よい温度が残る物語です!」
