A5ランクの和牛を使った「元気メンチカツ」、野菜入りも
◆「肉のすずき」
谷根千散歩のメインは何と言っても谷中銀座商店街。魅力的なお店が並ぶ通りの奥から漂ってくるのが、同商店街を代表する人気の揚げ物専門店「肉のすずき」です。これまで数多くのメディアにも取り上げられてきたこの人気店は、谷根千の食べ歩きを語る上で外せない存在と言えるでしょう。
その創業は1933年。戦後に現在の土地に移ってから変わらず作り続けているのが、名物「元気メンチカツ」。変わらぬ味を守り続ける一方で、3代目である店主の鈴木和博さんは、自分の代からお店を和牛専門の精肉店から手作り惣菜のお店に方向転換をしたそうで、「ピーマンメンチ」「なすメンチ」「しいたけメンチ」(各300円)といった変わり種のメンチも取り揃えており、海外からのお客さんも多く訪れていました。
「名物の元気メンチが一番人気なのですが、個人的には『なすメンチ』がお気に入りですね。このメニューは2枚のなすにミンチ肉を挟んでいるのですが、なすは油でじっくりと火を通すと甘くトロッととろける食感になり、これを衣と一緒にかじるとおいしいんですよ」(店主の鈴木和博さん)
●「元気メンチカツ」(300円)
ラードとヘット(牛脂)のみを使った油でジューシーに揚げられた衣の中には、A5ランク和牛を使った贅沢なミンチが使われており、肉々しい食感とジューシーさのバランスはお見事。黒胡椒、ジンジャーパウダー、ガーリックパウダーなどを効かせたその味付けは、メンチカツにはあまりない独特の風味を感じさせ、クセになること請け合いです。

