曽祖父譲りのDNA。生粋のアイス好きが作る至福のイタリアンジェラート

 おいしいピッツァでお腹を満たした後に恋しくなるのは、やっぱり別腹の甘いもの。次に向かったのは、同じく桐生市内にあるジェラート専門店「わびさびや」です。  

 2005年のオープン以来、日本の四季折々の素材を映したジェラートと、厳選された和雑貨やご飯のお供も扱うユニークなお店として、地元の人々に愛され続けています。今年で21年目を迎えるお店を切り盛りするのは、高野欽市さん、道子さんご夫妻です。

「実は、お店を始めてから知った驚きの歴史があるんです」と欽市さん。  

 約100年前、欽市さんの曽祖父が東京でアイスクリーム作りを学び、地元・桐生へ持ち帰って天満宮の参道で売り出したことが、のちに家業となる漬物会社を起業するきっかけになったそう。幼い頃からアイスクリームが大好きだったという欽市さんですが、自身のルーツに潜むその物語を知り、この道を選んだのは偶然ではなかったと深く感動したといいます。

 そんな家族の物語を受け継ぐ欽市さんに、あえてイタリアンジェラートのジャンルを選んだ理由を尋ねると、そこには明確なこだわりがありました。

「新鮮な牛乳をベースにしながら、どんな素材でも形にできるところが一番の魅力ですね。アメリカンアイスに比べてカロリーが低めで、素材そのものの味をダイレクトに表現できるんです」

 ベースには群馬県内の牧場から届く新鮮な牛乳を使い、毎朝10種類のジェラートを丁寧に手作りしています。ショーケースに並ぶ、どれもおいしそうなジェラートを前に、吉岡さんは真剣そのもの。  

「どうしよう、どうしよう、迷う……。もう誰かに決めてもらわないと選べないくらい、全部おいしそう! 」と、うれしい悲鳴を上げます。

 贅沢な選択肢に悩んだ末、吉岡さんが選んだのは、欽市さんおすすめの「バニラレモン」と、一番人気の 「ヘーゼルナッツほうじ茶」のダブルコーンです。

「おいしい! バニラレモンは、レモンなのにどこかミントのようでもあって、すごくさっぱり、 爽やかです。ヘーゼルナッツほうじ茶は、ナッツの風味がものすごく濃厚で、ほうじ茶の香ばしさが鼻を抜けていきますね」

 広島県産のレモン果汁をたっぷりと抱き込み、ピールまで細やかに練り込んだ「バニラレモン」は、2024年のイタリア共和国記念日に駐日イタリア大使館で開催されたパーティーでも振る舞われたという、本場お墨付きの逸品。上質な素材と、高野さんご夫妻の情熱が溶け合う極上のひんやりスイーツは、ハイキング後の身体に心地よい清涼感を届けてくれました。

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わびさびや

所在地:群馬県桐生市新宿3-4-49
電話番号:0120-170-144
営業時間:11:00-17:00
定休日:火・水曜日
https://www.wabisabiya.jp/

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