フジテレビのアナウンサーを経て、フランス人のシャルル・エドワード・バルトさんと2001年に国際結婚し、2026年で25年目を迎える中村江里子さん。
家族とともにパリや南仏で暮らし、昨年は、YouTubeもスタート。多くの女性たちにとって永遠の憧れの地であるフランスのリアルを紹介してきました。
4月10日には、フランスの行事や働き方、バカンス、衣食住や学校の様子、家族の風景など、自身の日常の記録27年間を一挙公開、歳時記形式で綴った書籍『366日 日々を楽しむフランスの暮らし』(すばる舎)も発売。
今回CREA WEBでは、アナウンサー時代から夫のシャルル・エドワード・バルトさんとの出会い、国際結婚、子育てから昨年のミラノ移住までをロングインタビュー。書籍に入っていないエピソードも多数交えてお伝えします。
2回目は、フランスでの新婚生活や子育てについて語っていただきました。
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お金がないと言うので指輪は自分で
――日仏を行ったり来たりしている頃、結婚が具体的になったそうですが、バルトさんのプロポーズはさぞ、ロマンチックだったのでは?
たまたま2月14日に2人で食事していたときだったんですけど、「あ、今だ」と閃いたようです。突然、日本語で言い出したんですよ。ただ、結婚してくださいという言葉を知らないから、「僕はあなたと一緒でうれしいです。あなたは私とずっと一緒でうれしいですか」というのがプロポーズだったんです。
私はプロポーズだとは思わず、今のこの状況が楽しいのか?という質問かと思ってしまい、「大丈夫、大丈夫!」と返事。でも……そこから続く話の中で夫はどうやら私が彼の言葉の真意を理解していなかったらしいことに気付き(笑)、改めて「結婚してください」と言われました。
――初めは、指輪もなく家賃も割り勘だったそうですね。
「お金がないから指輪も買えません」というので、30歳にもなってそういうことに憧れる年齢でもないし、形式的なことをしなくてもいいのでは、と言っていたのですが、彼も私も友達から、「お金がなくても、何かあるといいんじゃない?」と言われて。
結果的に私のジュエリーデザイナーの日本人の友人にデザインをお願いし、私が支払いをし、夫は毎月私に返金をしてくれました(笑)。とても懐かしく、子どもたちも大好きな私たちのヒストリーの一つです。
ドレスも私はレンタルでよいと思ったのですが、フランスでは何度もお色直しをすることもなく1枚のドレスを教会からパーティーまで着ているので、当時夫が勤めていたファッションブランドが仕立ててくれました。
文=Miki D'Angelo Yamashita 写真=鈴木七絵(人物)
