毛髪診断士・ヘアスタイリストとして、モード誌や広告で活躍するshucoさん。華やかな世界の裏で実に30年以上も脱毛症に悩んできたそうです。「誰にも言えない髪の悩み」を抱えている人がひとりで苦しまなくても済むように……そんな思いから生まれた、shucoさんが見つけた心と髪を健やかに保つための「手がかり」をまとめた一冊『わからない、髪のこと』(芸術出版社刊)が発売に。

 同書より、ウィッグの基礎知識について、一部抜粋して紹介します。

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Q&A式 プロに聞く、「はじめてのウィッグ」

 私自身、10代でウィッグを使いはじめた当初は「一度使うと戻れないのでは」と不安でした。でも今は種類豊富でおしゃれ、かつ安価です! そこで今回ウィッグ専門会社のアクアドールさんに、はじめて購入するときのポイントや日常での使い方をお聞きしました。

Q1.ウィッグ選びで失敗しないためのポイントはありますか?

A.まず、自分が何を優先したいかをはっきりさせることが大切です。「誰にも気づかれたくない」「価格を抑えたい」「一時的に使いたい」「普段と違うスタイルを楽しみたい」など、目的を明確にすると選びやすくなります。また、サイトの写真と実際の着用イメージが異なることもあるので、実店舗で試着可能な商品は、ご来店いただくのもおすすめです。

Q2.人毛、人工毛、ミックス。はじめての方におすすめはありますか?

A.それぞれメリットとデメリットがありますが、ミックス(人毛30%・人工毛70%)がおすすめです。人毛の自然な質感を活かしつつ、価格も抑えられます。人工毛の割合が多くスタイルが崩れにくい上、手入れも楽で初心者の方にも選ばれています。

Q3.ウィッグが落ちてしまわないか、ズレてしまわないかが心配です。

A.日常生活において簡単に取れてしまうことはまずありません。最も重要なのは、ご自身のサイズに合ったものを選ぶことです。正しい位置と着け方を守って装着すれば、ズレる心配はほとんどありません。

Q4.自然に見せるコツはありますか?

A.前髪の長さを調整したり、顔まわりを軽く整えるだけで、ぐっと自分らしい自然な印象になります。

Q5.うす毛や白髪もピンポイントで隠すことはできますか?

A.ボリュームアップや白髪・うす毛の悩みは、部分ウィッグで手軽にカバーできます。最初は不安な方が多いですが、実際に使うと「新しい自分に出会えた」「自然でバレない」「周りに褒められた」と、前向きな変化を実感される方が増えています。

部分ウィッグ・使用例1

 前髪を切るか悩んでいる方や1日だけイメチェンしたいときにおすすめ。サイドを長めにすることで顔周りをカバーするだけでなく自毛ともより馴染みやすい仕上がりに。

部分ウィッグ・使用例2

 手の平サイズのミニウィッグは頭にサッと乗せてなじませるだけで手軽に装着が完了。忙しい朝や白髪染めが面倒なときにおすすめ。

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shuco

へアスタイリスト・毛髪診断士。東京でのサロン勤務を経て渡仏。パリを拠点に主にヨーロッパのモードファッション業界でヘアスタイリストとして活躍。2015年より東京に拠点を移し、ヘアスタイリストとして活動する傍らで、毛髪診断士として髪と頭皮の健康にまつわる啓蒙や、ヘアドネーション活動にも力を入れている。また、ヘアアクセサリーブランド〈TRESSE〉をはじめ、複数のへア商品のプロデュースのほか、YouTubeでも情報を発信している。

わからない、髪のこと。

定価 2,200円(税込)
芸術新聞社
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