年末年始にもおすすめの「ウィンターアフタヌーンティー」。北欧風・グルテンフリー・ブランドコラボなど個性派3選

「マリー・アントワネット by マノロ ブラニク アフタヌーンティー」

◆セント レジス ホテル 大阪

すべての写真を見る

　大阪を代表するラグジュアリーホテルのひとつ「セント レジス ホテル 大阪」では、今年2025年にリニューアルオープンした「RÉGINE（レジーヌ）」の2階で、世界中の女性たちから愛される、イギリス発のラグジュアリーシューズブランド「マノロ ブラニク」とのコラボレーション「マリー・アントワネット by マノロ ブラニク アフタヌーンティー」を開催している（～2026年1月30日〈金〉まで）。

　彩り華やかなアフタヌーンティーの中でもまず目を惹くのは、パステルカラーの彩りが鮮やかなスイーツの数々だ。ラズベリーの酸味を帯びたクリームをしのばせた小さなシューに、ほんのりローズが香る「ローズ サントノーレ」（上段）。キャラメルを含ませたデニッシュにバニラムースをなめらかに重ね、ふくよかな甘みと淡い香りをまとわせた「パンプディングとバニラのムース」（中段）など。どれも甘さと香りが静かに重なり合い、心をやさしく満たす余韻を与えてくれる。

　きめ細やかな平目のタルタルに、シャンパンの酸味を生かしたジュレを重ね、キャビアを添えた「平目のタルタルとシャンパンジュレ キャビア ブリニにのせて」や、なめらかなフォアグラムースに金柑のやさしい酸味を重ね、ふんわりとしたブリオッシュがその調和をそっと引き立てる「ダックフォアグラムースと金柑コンポート ブリオッシュトースト」など、セイヴォリーは全5品。このほか3種のスコーンが付く。

　マリー・アントワネットに息づく優雅な美意識、「マノロ ブラニク」が宿す優雅な美学と柔らかな色彩感覚を、「セントレジス」のペストリーシェフが繊細な感性で表現した、この優美なアフタヌーンティー。可憐な彩りと庭園を思わせる軽やかな香り、口の中でほどける繊細な甘さが、テーブルの上に静かな華やぎをもたらしてくれる。