ルイ・ヴィトン 松屋銀座店が6月21日(土)にリニューアルオープンする。アールデコの街だったかつての銀座の歴史をイメージして青木淳がデザインした外観は変わらず、内装は世界のルイ・ヴィトンの店舗を手掛けたピーター・マリノによって生まれ変わる。

 2000年9月のオープン以来、銀座の中心でメゾンの世界観を発信してきた同店舗は3フロアから4フロアに拡張され、ルイ・ヴィトンの国内最大級を誇る規模に。最新のインテリアにアート作品も随所に配された洗練された空間が広がる。

 解放感あふれる正面入り口から店内に入ると、1階はウィメンズのレザーグッズ、2階はウィメンズのプレタポルテ&シューズ、3階はメンズ・アイテムとトラベル・ラゲージ、そして4階にはホーム・コレクションやプライベート・サロンを設置しており、ルイ・ヴィトンのフルラインアップが揃う。

 リニューアルオープンを記念し、世界に1つだけのスペシャルピース「トランクタワー」をはじめ、シティバッグ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、フレグランスなどの限定製品や先行発売アイテムも登場。その一部を紹介する。


世界限定30個! 純銅製の特別なフレグランス

 世界限定30個のみの稀少な「LVERS」 LV ラバーズ オー ドゥ パルファン コッパー エディションは、フレグランス「LVERS(ラバーズ)」の1周年を記念して発売される、純銅製の特別なボトルに収めた限定エディションだ。

  「LVERS」 LV ラバーズ オー ドゥ パルファン コッパー エディションは、メンズクリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスとマスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードによるクリエイティブな対話から生まれ、太陽のヒーリングパワーを香りに宿したフレグランスを、19世紀からルイ・ヴィトンの伝統的な素材として使用されてきたコッパー(銅)に封じ込めている。

 純銅製のボトルはフィレンツェ近郊の「金細工師の地」と呼ばれる地域の職人によって、古代からの技法「ロストワックス鋳造」を用いて制作され、各ボトルには1回限りのワックス原型が用いられるため、完全に同一のものは存在しない。手作業で彫刻されたモノグラムパターンと丁寧なポリッシュ仕上げにより、太陽の光を思わせる黄金色の輝きを放つ。

 「LVERS」の調香は、太陽から放たれる温もりや高揚感をイメージして構成されており、古代の治療にも使用されてきたガルバナム、シダーウッド、サンダルウッド、ベルガモット、ジンジャーといった素材を組み合わせ、太陽光に包まれた自然の香りを再現している。

2025.06.20(金)
文=CREA編集部