この記事の連載

 今年こそは海外旅行をしたい! とお考えている人も多いのではないでしょうか? しかもせっかく行くなら何か“これ”というきっかけがほしい!

 そこで注目したいのが、カリフォルニアにある元祖ディズニーランド・リゾート。現在、ディズニーファンの聖地と言われるこの場所では、開園70周年をお祝いする「ディズニーランド・リゾート70周年セレブレーション」を開催しているんです。日本や海外のディズニーランドに50年以上通い続けてきた筆者が、カリフォルニア ディズニーランド・リゾート70周年イベントの魅力を余すことなくご紹介いたします。

 前回は「ディズニーランド・パーク」で70周年を記念して復活する伝説のショー、「ペイント・ザ・ナイト・パレード」の詳細をレポート。

 今回の記事では、「ディズニーランド・パーク」で行われるナイトショー「ワンダラス・ジャーニー」、グリーティングパレード「セレブレート・ハッピー・カバルケード」、「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」で行われるナイトショー「ワールド・オブ・カラー・ハピネス!」、パレード「ベター・トゥギャザー:ピクサーパル・セレブレーション!」を紹介します。

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花火が大迫力…「ワンダラス・ジャーニー」満を持して復活!

 前記事では、「ペイント・ザ・ナイト」パレードの復活を取り上げましたが、「眠れる森の美女の城」を中心に開催されるナイトショー「ワンダラス・ジャーニー」も復活公演します。

 「ワンダラス・ジャーニー」のすごいところは、ディズニーの『白雪姫』から『ウィッシュ』までの作品をモチーフにしたシーンが、園内に入ってすぐのメインストリート「メインストリートUSA」の建物壁面、「眠れる森の美女の城」の壁面、アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」の壁面、「アメリカ河」のウォータースクリーンなど園内4カ所で開催されること。驚くほどクリアな映像や壮大な音楽に加え、夜空を彩る色とりどりの花火も打ち上げられ、ゲストの心を魅了します。

 パワフルな音楽に乗った映像と実際に大空を舞うキャラクターの登場は、まさに必見! まるでパーク全体が1つのシアターになったかのような想像もつかない大規模なナイトエンターテインメントが目の前で繰り広げられます。

 ショーがはじまると、先に書いた様々な場所にこれまでに公開されてきた王道アニメーション映画『白雪姫』、『ピーター・パン』、『シンデレラ』などの名シーンが浮かび上がり、様々な名曲がメドレーとなって奏でられます。何といってもウォルト・ディズニー・カンパニー100周年を記念して作られたショーなので、その数は実に62作品!

 2023年に公開された『ウィッシュ』まで入っているのも見所。場所によって投影される作品が異なるので、様々な場所で繰り返し見たくなるほどのゴージャス感が満載です。

「ワンダラス・ジャーニー」観賞時の注意点

 このショーを見るために日本から行く時、絶対に気をつけないといけないのが開催日。

 土日をはじめとした特定の日には花火と映像でショーが開催されますが、それ以外の平日などは「映像のみ」でショーが行われる予定です。花火もこのショーの目玉なので、予定を立てる時は土日を絡ませるのがおすすめ。

 4カ所それぞれでショーが構成されているため、1度の滞在だけでは全部見切れないとは思います。観賞スポットを絞るのであれば、「メインストリートUSA」もしくは「眠れる森の美女の城」前での観賞を強くおすすめします。

 場所取りについてですが、当日の混雑状況を見ながら待機するようにしておくと、比較的良い場所で見ることができそうです。

 もちろん全く待たず、立って観賞することもできますが、その場合でも見やすい場所はかなり混み合うので注意が必要です。現地の様子を確認しながら場所の確保をしましょう。

2025.05.24(土)
文・写真=吉田よしか