寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。
今回は宮崎県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?
» #01 椎八重公園のつつじ
» #02 花立公園の桜
» #03 西都原古墳群の桜と菜の花
» #04 生駒高原のポピー
» #05 ネモフィラ群生地
» #06 浄専寺のしだれ桜
» #07 都井岬の春駒
» #08 おがわ作小屋村の桜
» #09 大坪の一本桜
» #10 えびの高原のノカイドウ
◆椎八重公園のつつじ

自然豊かな三股町の丘陵地にある「椎八重公園」。4.6ヘクタールの園内には約6万本のクルメツツジと50本の八重桜が植えられており、ほぼ同時期に見ごろを迎えることから、春にはこの2種類の花のコラボレーションが楽しめる。
特に丘の上にある展望台からの眺めは素晴らしいと評判で、晴天時には青空に真っ赤なツツジの絨毯が映え、八重桜のピンク、山の緑もアクセントになり、色彩あふれる景観が広がる。
毎年4月上旬から中旬に開催される「椎八重公園つつじまつり」は椎八重公園が誇る大人気イベントで、会場は多くの観光客で賑わい、花の苗木のプレゼントなども行われる。
見ごろの時期:4月中旬
椎八重公園つつじまつり
開催期間:2025年4月12日(土)~中旬 ※開花状況により変更になる可能性あり
椎八重公園のつつじ(しいばえこうえんのつつじ)
所在地 宮崎県北諸県郡三股町大字長田5515-1
https://www.town.mimata.lg.jp/kanko/shiibae-park/
◆花立公園の桜

標高489メートルの花立山の斜面に広がる約20ヘクタールの「花立公園」。眼下に太平洋を望む絶好の眺望スポットで、春にはソメイヨシノやヤマザクラ、寒桜といった約1万本の桜が山肌をピンク色に染め上げる。その規模は、九州最大級の公園で、桜で山がピンク色に染まる風景は圧巻だ。
園内には遊歩道や休憩所、展望台などが整備されているので、ウォーキングにも花見にもぴったり。駐車場も山の中腹から山頂にかけて点在しているので、ドライブにもおすすめだ。
毎年3月下旬から4月上旬には「花立公園さくらまつり」も開催され、出店やステージイベント、夜桜のライトアップなどが楽しめる。ほかにも、四季をとおして、ツツジやヒガンバナなどの花々が楽しめる。
見ごろの時期:3月下旬~4月上旬
日南市花立公園さくらまつり
開催期間:2025年3月22日(土)~3月30日(日)
花立公園の桜(はなだてこうえんのさくら)
所在地 宮崎県日南市北郷町郷之原甲2784
https://www.kankou-nichinan.jp/
2025.03.22(土)
文=CREA編集部