この記事の連載
- 『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する 』より#...
- 『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する 』より#...
朝起きて顔や体がむくんでいると、ガッカリしてしまいますよね?太った覚えはないのに、顔も大きく見えて、なんだか脚も重い……早くリカバーしたい!と思った経験は誰もがあるはず。
そんな“むくみ”は、実は見た目の問題だけではありません。体が冷え、血流やリンパのめぐりが悪くなっていることを知らせる、体からの“なんとかして!”というサインであることも多いのです。そのまま放置しておくと、見た目に影響が出るだけでなく、深刻な不調や病につながっていくことも。
“むくんでいる”日に、日常生活の中ですぐにできるアイデアを紹介した『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する 』より、一部を編集の上、ご紹介します。(全2回の1回目。2回目を読む)
●「質のいい睡眠が水太りとサヨナラできる味方に」
point
・眠れないと血管が縮んで血流が悪くなりがち
・不眠は腎臓の働きを弱らせ、水太りを助長する
・体を温めてから眠ると入眠がスムーズ
質のいい睡眠のために寝る前には体を温めよう
水が溜まり、体が冷えていると、眠りを妨げむくみを呼び起こします。人間は体の深部の体温が下がると眠りにつき、体温が上がると目が覚めるようにできています。そのため冷え性で体温が低い人は、体温の低下の変化が少ないため寝つきが悪い傾向に。
また、よく眠れないと交感神経が優位な状態が続き、血管が縮みやすくなります。すると血流が悪くなり、腎臓の働きも弱くなり尿の排出も少なくなってしまいます。これらを避けるためには、質のよい睡眠をとることが大切。ぬるめのお湯につかる、腹巻きをする、カイロで温めるなどして体を温めると、体内部の温度が低下しやすくなり、寝つきがよくなります。
2025.01.03(金)
監修者=川嶋朗