街をメインフィールドとする動物写真家の佐々木まことさんが、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は100万枚超! そのなかから厳選した傑作の数々をご紹介します。


vol.254

「ニャ??? にゃんか知らないヤツの気配と匂いがするのニャ!」
「ニャ??? にゃんか知らないヤツの気配と匂いがするのニャ!」

「ニャ??? にゃんか知らないヤツの気配と匂いがするのニャ!」

●Shooting Memo

最近、いつも野良にゃんこたちを撮影に行きます漁港にて「タヌキ」によく遭遇いたします! どうやら漁港裏の工場敷地内にタヌキファミリーが引っ越して来た模様で、父ちゃん母ちゃんタヌキがチビタヌキたちを引き連れて歩いている姿などを目にいたします。漁港と工場は金網で仕切られておりますが、野良にゃんこたちやタヌキが出入りできるところが何箇所かあるようで……漁港の野良にゃんこたちが工場敷地に入って大運動会をしていたり、タヌキが漁港に入って来たりします。写真は、漁港でいちばん人懐っこい茶トラにゃんこ(尻尾がイナズマみたいに曲がっておりますので、ピカチュウチャトランと呼んでおります笑)がタヌキと遭遇したときの1コマです! ちなみに、タヌキに遭遇したときの野良にゃんこたちの反応なのですが……警戒しつつ観察するのもいれば、平然といつもどおりに寛いでいるのもいれば、尻尾を太くして全身毛立たせてシャー! シャー! と威嚇するのもいたりと……様々です。

佐々木まこと(ささき まこと)

動物写真家。1968年北海道江別市生まれ、大阪府堺市在住。大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、同大学研究室に勤務。その後、'99年よりフリー。「わんこ」「にゃんこ」「どうぶつ」を関西圏を中心に全国津々浦々で神出鬼没にてストーカー撮影中。個展やグループ展などにも多数出展。著書に『ぼく、となりのわんこ』(オークラ出版)、電子書籍『となりのわんこ。vol.1~vol.3』(鈴屋出版)『のらのいる風景』(鈴屋出版)がある。最新写真集は『路上ネコ、22の居場所で222匹』(幻冬舎)。

Column

佐々木まことの犬猫脱力写真館

佐々木まことさんは、主に街をメインフィールドとした動物写真家。これまで、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は、ゆうに100万枚を超えます。この連載では、その中から厳選した傑作の数々を一枚ずつご紹介していきます。

2024.07.31(水)
文・撮影=佐々木まこと