愛子さまのボランティアへの強いお気持ち

 例えば愛子さまは幼い頃、お歌やリズムを取ることがお好きだったというが、いきいきとしたご様子を見逃さなかった両陛下は、室内に童謡やクラシック音楽を流すことを欠かさなかった。愛子さまは、お歌を歌ったり、身体を動かしながら、五七五になる言葉遊びをされ、次第に短歌を作られるなどなさったという。その後、学習院大学文学部日本語日本文学科に進学された。

 今年4月の日本赤十字社への就職についても同じだった。

「愛子さまが、大学院に進学するよりも、さらに国民の気持ちに寄り添えるボランティアのような活動をなさりたいという強い希望をお持ちであることを、両陛下は会話を通じて何度も確認なさったといいます。だからこそ愛子さまは、日赤の青少年・ボランティア課の仕事を早く覚えたいからとおっしゃって、休むことなく連日ご出勤なさっておられるのでしょう」(宮内庁職)

 愛子さまは、両陛下のお務めを側で見聞きなさりながら、ご自分の道に進まれている。

2024.06.09(日)
文=友納尚子