●まずは撮影からスタート
では、撮影から行っていきましょう。
![池田先生のご著書「骨格補正メイク 『顔の比率』を描き変えて、一生美人!」より。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/5/-/img_e5b1edcc0fa08147942d569cb8ff473b28955.jpg)
ノーメイクの状態で、前髪をピンなどで留めて顔を出し、真顔で正面から撮影します。
「明るい場所で、壁に背中をつけて、両手を伸ばしてできるだけカメラを離して撮影しましょう」
加工アプリなどは使わず、ノーマルモードで撮影するのも大事です。
![私も撮影しました。なお、撮影時はマスクを外して額を出して行いましたので、念のため。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/-/img_420f58d6a6a055c0e64a503db8e2797647227.jpg)
写真を撮ったら、顔の各パーツを計測して、数値を書き出します。
先生のレッスンでは、およそ30カ所の比率を計算で割り出すそうですが、今回は、主だったところの比率の元となる箇所を計測しましょう。
●各パーツの比率を割り出す
まずは顔の縦横比です。
![顔の縦横比は、「1.4:1」が理想。実際の計測値から、計算します。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/e/-/img_be7437edad1b76a8d25ce6017952579865903.jpg)
縦は、「あご先から額の生え際」まで、横は「頬の一番張り出した箇所」を測って、その比率を割り出します。ちなみに池田先生は、元・建築家。スケールを使って計測したり、計算して数値化したりするのは、先生にはお手のものなのです。
「横の比率が大きめの人は縦の高さを出す髪形で全体のシルエットを縦長に、逆に縦の比率が大きめの人は横幅を出す髪形にするとバランスが整います」
![縦横比は髪形で補正し、理想値に近づける(写真は「骨格補正メイク 『顔の比率』を描き変えて、一生美人!」より)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/-/img_da63dc4087541539ce3e070172f265c353932.jpg)
![面長の人は右写真のように、前髪を作り耳まわりにボリュームを出して、卵形に近づける(写真は「骨格補正メイク 『顔の比率』を描き変えて、一生美人!」より)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/f/-/img_9f124140f383ef168d5e4044063f544181796.jpg)
また、年齢を重ねると間延びしていきがちな「顔の長さ」は、3つのブロックに分けて計測します。
![モデル役の方は、上段が長く、下段が短いようです。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/9/-/img_59b46cbce1e6548eca9a77ce955c8c6578382.jpg)
上段は「生え際~眉頭の下側」、中段は「眉頭の下側~鼻先」、下段は「鼻先~あご先」を計測。この3カ所の理想値は、「上段:中段:下段」が「1:1:0.8~1」です。
「中段が1よりも短い人は鼻の下が間延びして見えがちなので、鼻をハイライトで延ばして鼻の下を短縮します。一方、1よりも長い人は、チークで中段と下段を埋めるとリフトアップして見えます」
みなさまは、どうだったでしょうか?
2024.04.28(日)
文・写真=にらさわあきこ