2024年6月22日(土)10:08に、月は満月となります

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、山羊座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

心を鍛えるボディワークを

 6月下旬といえば梅雨に当たるので、最も月が見えにくい季節かも知れません。

 アメリカ先住民たちは太陽と月を組み合わせた暦を使い、満月ごとに特別な名前をつけました。

 6月の満月はハニームーン(蜜月)、ローズムーン(バラ月)、ストロベリームーン(苺月)。どの名前もすてきです。

 月は私たちの心と身体に影響を及ぼします。山羊座の満月の日は、社交的に過ごすより、「精神修養」につながることを行うのに適しています。

 自分をストイックに律することで、心と身体のバランスが整います。ところがこの満月に対し、金星が衝(180度)、海王星がスクエア(90度)となり、集中力に欠けたり、非現実的な夢を追い求めたりしがちです。

 心を鍛えるボディワーク、たとえばヨガや瞑想などを行うと、“よりよい自分”になるために心を一つにすることができるでしょう。

 自分に厳しくすることで得るものがある日ですが、ちょっとしたご褒美も欲しいもの。満月にちなんだバラを飾り、苺や蜂蜜を使ったスイーツを食べるとハッピーに。

〈『ムーンカレンダー』(リボンシップ)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。
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