◆【公館】綠兔子工作室(リュートゥーズゴンヅォシー)

環境を守るために手仕事という選択を

 「少し前まで、台湾の家具や日用品は、ほとんどが竹製だったんですよ。台湾がこれほどプラスチックに占拠される前はね」と語る店主の小啄木さん。

 元エンジニアの小啄木さんと元記者のMiffyさん夫妻が、台湾の手仕事に魅了され、セレクトショップを開いたのは13年前のこと。プラスチックをなるべく避けた暮らしを実践する中で、昔ながらの手仕事に可能性を感じ、その魅力を伝えている。

 70代のブリキ職人がつくる茶筒をはじめ、ふたりが台湾全土から集めた昔ながらの日用品は、熟練の職人によって丹念につくられたものばかり。

 現在は、自らもつくり手として活躍する傍ら、伝統技術を伝えるワークショップなども開催している。

綠兔子工作室(リュートゥーズゴンヅォシー)

所在地 台北市文山區汀州路四段93號2樓
電話番号 0975-327-812(要予約)
営業時間 水曜 14:00~17:00、木曜 10:00~20:00、金曜 14:00~17:00
定休日 土~火曜
※カード不可

2024.03.18(月)
写真=衛藤キヨコ
コーディネート=青木由香

CREA 2024年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

行かなくちゃ、台湾

CREA 2024年春号

行かなくちゃ、台湾

定価980円

名物をしみじみ味わって、のんびりと街歩きしたい台湾は、少し見ぬ間に懐かしさはそのままに、ヘルシーに進化していました。次の旅は台北から足を延ばして、嘉義、台中、大渓など地方へも。行かなくちゃ!台湾へ。