この記事の連載
- 日本の豪華客船「にっぽん丸」
- 日本の豪華客船「飛鳥II」
ゆとりある空間と美食、そしてきめ細やかなおもてなし。日本が世界に誇る豪華客船の伝統と進化が、今注目を集めている。
そんな日本の豪華客船を2回に渡りご紹介。今回は「にっぽん丸」。
伝統あるおもてなしと多彩なコースを楽しむ美食の船
◆にっぽん丸
1973年、日本船として初となる世界一周を実現させるなど、日本を代表する客船として歴史を重ねてきた「にっぽん丸」。
1990年にデビューした現在の「にっぽん丸」は、2010年にスイート客室を大幅に増やすといった大規模なリニューアルを図り、日本のクルーズ船として初のバトラーサービスも開始した。
離島巡りや花火見物など、コンパクトな船体を活かした多彩な船旅が「にっぽん丸」の大きな魅力。
一方、寄港地で積み込む旬の食材と総料理長自ら考えるメニュー、ひと手間加える「和のおもてなしの心」が一つになった料理のすばらしさは、「食のにっぽん丸」と称されるほど定評がある。
古き良き客船時代から続く伝統と、再訪したゲストを「おかえりなさい」と迎えるホスピタリティ、そして様々な寄港地を巡るコースの数々が、外国客船とはひと味違う日本のクルーズを楽しませてくれる。
にっぽん丸
運航会社 商船三井クルーズ
乗客定員 449名
客室数 199室
https://www.nipponmaru.jp/
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2024.01.09(火)
文=張替裕子(ジラフ)