2023年12月27日(水)9:33に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蟹座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

大切な人と過ごしたい

 今年も残すところ、あと数日。2023年最後の満月は、天の蟹座で輝きます。

 満月の正確な時間は午前9時過ぎなので、月が最高潮に満ちるのはその前日の12月26日(火)夜になります。

 家族や恋人、親しい友人といった本当に大切な人々と一緒に過ごしたい日です。

 蟹座の満月の日はあなたの中の母性が際立ち、愛するものたちを慈しみ育む力に恵まれます。これから家族になりたい人がいるのなら、自宅で手料理などを振る舞いながら相手をもてなすのにも最適な日です。

 またこの満月は仕事VS私生活のギャップがテーマにもなるので、1年の締めくくりに今後のライフ・ワーク・バランスを考えるよい機会にもなるでしょう。

 蟹座が豊かな感受性を授けるので、涙もろくなったり、感情が高ぶりやすい日でもあります。親しい人に八つ当たりなどしないように。

 アメリカ先住民たちは、12月の満月をロングナイトムーン(夜長月)、オークムーン(樫月)、ビッグフリージングムーン(大寒月)などと呼びました。1年の終わりに大切な人たちと満月を見上げることができたら最高です。

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。
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