「人をうらやむ気持ちや嫉妬が…」テレビで見ない日はないファーストサマーウイカの“意外な原動力”とは

CULTURE

2023.9.7

共演した橋本環奈さん＆重岡大毅さんに見習いたいことは？

――作品内ではバチバチの関係性だった橋本さん、ならびに愛すべき旦那・伊原直人役の重岡大毅さんとは、現場ではコミュニケーションを取っていましたか？

　ホラーの現場はシリアスなのかな、シーンとしているのかなと勝手に思っていたんですが、コメディ映画を撮っているような明るさでした！　そもそも中田監督が穏やかな方で、もちろんメリハリはお持ちなんですけど、すごくニコニコしていらっしゃって。

　さらに、橋本さんも重岡さんも明るくサバサバした方々なので、「はいやるよ～！」と集中力を研ぎ澄ませて、ほぼ毎回一発OKぐらいのクオリティで、どんどん撮っていかれていました。カットがかかったらワイワイ話しながら、一緒にケータリングを選んだりして。お二人には本当に現場力の高さを感じました。

――特に印象に凝ったエピソードがあれば、教えてください！

　橋本さんは数々の作品を年に何本も撮っていらっしゃるから、スイッチのオンオフが本当に素晴らしくて。撮影が終わって「お疲れさまでした！」と言ってから帰るまでのスピード……速かった～（笑）。その切り替えの早さは本当に見習わないとな、と思いました。

　重岡さんはふだんグループ（ジャニーズWEST）でいらっしゃるときはムードメーカーで、中心的存在で、はつらつとしていらっしゃるイメージなんですけれど、現場では常に共演者やスタッフの皆さんを気遣っていらっしゃって。直人も繊細な役で大変だったはずなのに、ストイックに役に励みながらも周りにあれだけ気を配れるのは本当にすごいなあと尊敬します。

――たくさんのお話ありがとうございました！　最後に映画を楽しみにしている読者に、一言お願いします。

『禁じられた遊び』は令和の新しいジャパニーズホラーです。「体感型ホラーエンタテインメント」なので、劇場で友達や家族、恋人とでも、声を出しながらお化け屋敷に来たみたいに観てもらえるとうれしいです。

ファーストサマーウイカ

1990年6月4日生まれ、大阪府出身。2013年に「BiS」メンバーとしてメジャーデビュー。翌年解散後、現在ではバラエティやラジオ、ドラマなど多岐にわたり活躍している。近年の出演作は、「ヒロシ戦記」（23／NHK）、「unknown」（23／EX）、「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」（23／EX）、映画『100日間生きたワニ』(21／声の出演)、『私はいったい、何と闘っているのか』(21)、『炎上する君』（23）などがある。24年大河ドラマ「光る君へ」清少納言役での出演が控えている。

『禁じられた遊び』

2023年9月8日(金)全国ロードショー