この記事の連載

 なんだか、つかれやすい。肌や髪にもツヤがなくなってきた。白髪や薄毛も気になる……こうした不調、実は全部腎臓にかかわるもの。新刊本『超!解毒スープ おつかれ気味の腎臓がよみがえる』より、腎臓を健やかに保つスープレシピを一部抜粋してお届け。

» Vol.01 超! 解毒スープ
» Vol.02 元気になるスープ


Vol.03 睡眠・精神安定のスープ

 忙しい1日を終えたころには、体だけでなく心もおつかれさま。抗ストレス作用を持っていたり、安眠につながる成分を持つ食材を主役にして、心が穏やかになるスープを作りましょう。睡眠の質が上がり翌日から頑張れます。

豆腐とかぶのまろやかスープ

気血の巡りが悪くていつもイライラしている人へ

 強いストレスを感じてイライラが高まると頭に血が上った状態になります。これを下げてくれるのが、かぶ。血を楽に巡らせるので、腫瘍の予防にもなります。豆腐もまた余計な熱を除く癒やしの食材です。血管を広げてくれる酒粕も加えて、心身ともにポカポカになります。

■材料(2人分)

・オリーブオイル:ひと回し
・絹豆腐:100g
・にんにく、しょうが:各少々 各粗みじん切り
・かぶ:1個 実は皮をむいてひと口大、葉は幅2cm
・里いも:3個 皮付きのまま節を除いて2等分
・水:400ml
・にんじん:1/2本 縦半分に切って斜め薄切り
・こんにゃく:50g スプーンでちぎる
・味噌:大さじ1
・酒粕:好みで20g
・天日塩:小さじ1/2
・醤油:少々
・しいたけ:3個 縦半分に切る

■作り方

(1)フライパンにオリーブオイルを熱し、豆腐の両面を焼きつける。へらでひと口大に切り分け、全面を焼いていったん取り出す。

(2)(1)のフライパンににんにく、しょうが、かぶの実、里いもを入れて軽く炒める。水を注ぎ、にんじん、こんにゃくを加え、(1)の豆腐を戻す。

(3)沸騰したら、味噌と酒粕を溶き入れ、塩、醤油、しいたけを加え、とろみが出るまで中火で15分ほど煮る。仕上げにかぶの葉を入れ、しんなりしたら完成。

2023.05.05(金)
文=大野沙織