休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2023年版、今回は、「とっとり旅」魅力発信担当スタッフが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆住雲寺の藤棚
大山町古御堂にある住雲寺は、全国でも珍しい六尺藤の名所。例年4月下旬~5月上旬の見ごろの時期には、陽に照らされて輝く満開になった藤のカーテンや、ライトアップ(夕刻~22時頃)による幻想的な光景が楽しめる。
「住雲寺は別名『ふじ寺』とも呼ばれ、花の房が六尺(1.8メートル)まで垂れ下がる、『六尺フジ』という全国でも数カ所にしか存在しない貴重な藤が咲き乱れる古刹として知られています。
ゴールデンウィーク期間に開催される『藤まつり』では、琴の演奏、藤棚の下でのお茶席、ライトアップなどが行われ、春の風物詩となっています」(「とっとり旅」魅力発信担当スタッフ)
住雲寺の藤棚(じゅううんじのふじだな)
所在地 鳥取県西伯郡大山町古御堂513
https://tourismdaisen.com/spot/65/
◆米子城跡
「かつて、四層五重・山陰一の名城として栄華を誇った米子城の立派な石垣は、天守閣は現存していませんが、頂から広がる360度の大パノラマが自慢の展望スポットです。ふもとの湊山公園とともに桜の名所としても知られ、城跡の頂から見下ろす桜は中海、大山とのコントラストでより一層艶やかです」(「とっとり旅」魅力発信担当スタッフ)
米子城跡(よなごじょうあと)
所在地 鳥取県米子市久米町
http://www.yonago-navi.jp/yonago/shitamachi/sightseeing/yonago-castle-trace/
2023.03.19(日)
文=CREA編集部