◆Chloé
産業化されすぎたファッション業界へ異を唱える
![2022春夏コレクションより。デッドストックの生地を用いて、貝殻のネックレスに生まれ変わらせた。ワンピースのストライプは植物由来の青い染料で手描きでペインティングしたもの。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/1/1280wm/img_813c647aaca49262ba7334183f1518b5335018.jpg)
クロエは、ラグジュアリーブランドとして初めて、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられるB corp認証を取得。ガブリエラ・ハーストがクリエイティブディレクターに就任して以来、サステナブルな活動を推進し続けている。
![余剰在庫の布を細かく切ってマクラメ編みに。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/1280wm/img_03345a0bc186ec5a559e5a59b6840a21280469.jpg)
大きな取り組みの一つとして、インディペンデントな職人の手で作られる製品を拡大する「Chloé Craft」を導入。私たち顧客と、生産者たちをより深い関係で繋いでくれるアクションになっている。また、栽培時の温室効果ガスの排出がコットンと比べて少ないリネンへ大きくシフトしたことも特筆すべきことだろう。
![レザーワーキンググループ認定のレザーをハンドクロシェで繋ぎ合わせた。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/7/-/img_a799e6243dd772ead7f30488fa81ead4208787.jpg)
リネン特有のあたたかみのある質感も、今後クロエの魅力になっていくはずだ。レザーアイテムには、食肉産業の廃棄物であるレザーやデッドストックを最大限使用するなど、独自の方向性をも示し続けるクロエからますます目が離せない。
![フリップフロップサンダル「Chloé Lou」。ケニアの非営利団体とパートナーシップを組み、海に打ち上げられたビーチサンダルを、アップサイクルしたもの。プラスチックの廃棄物に新たな命を与えたアイテムだ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/5/-/img_b5af53a250a489e96329c75dfbdfcd0053735.jpg)
クロエ カスタマーリレーションズ
電話番号 03ー4335ー1750
https://www.chloe.com/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
2022.06.09(木)
文=CREA編集部
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。