やさしい味のクッキーや焼き菓子がぎゅっとしきつめられていたり、コーヒーやお茶をいれる時間を特別なものに変えてくれたり。そんなかわいい缶、美しい缶を日本全国から集めました!

 いつもお世話になっているあの人へ、頑張っている自分へ。ずっと大切にしたくなるような缶に入った、各地のおいしいものを贈りませんか。


#30 和歌山県

◆96BOX「黒江BONBON」

舐めれば和歌山の情景が浮かんでくる

 漆器の産地としても有名な街、黒江の新土産として2021年に登場した、黒江BONBON。

 フォトグラファーの黒岩正和さんが社長を務める、デザイン業務などを行う96BOXが、1980(昭和55)年に創業し、昔ながらの飴を製造するタカラ製菓と共につくり上げた。

 飴にも缶にも和歌山らしさが散りばめられていて、旅へ出かけたくなるような飴だ。

 飴は4つのシリーズで展開。

 和歌山の味覚を詰め込んだ「WAKAYAMA TASTE」には、梅味、じゃばら味、みかん味、海を見ながら味わってほしいとつくられた「Kii Channel」にはコーラ味、ソーダ味、メロンソーダ味と、1缶に3種類の飴がミックスされている。

 そして、和歌山の伝統工芸品、紀州てまりを模したピーチ味のてまり飴「Kishu Craft」、日本三大漆器の一つ紀州漆器の町・黒江をイメージした炭飴「KUROE BLACK」が揃う。

2022.03.22(火)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史