「文書が出た後も、小室さんの言動に否定的な印象を抱いている様子がうかがえます。それは、秋篠宮さまにお会いする中で感じたことです。

 今回の小室さんが就職する件も、秋篠宮さまは聞かされていなかった可能性が高い。たしかに就職に向けて奮闘するのは良いことですし、司法試験合格と、その後の就職により『多くの国民が祝福する』という雰囲気が醸成されると見る向きがあるのもわかります。

 ただ、あくまでも秋篠宮さまが考える結婚の条件は、『金銭トラブル』の解決と世間に対する真摯な説明です。それが果たされない限りは、小室さんが無事に就職をしたとしても、婚約を認めることはないでしょう。秋篠宮さまは今でも、娘には一刻も早く目を覚ましてほしいと願っています」

まずは司法試験合格が条件

 7月末に試験を終えた小室さん自身は、どのような感触を得ているのだろうか。

 母親の佳代さんは、ある日、こんな不安を吐露していたという。

「将来は3人でいっしょに住むなんて報道もありますけど、ありえないですよ。司法試験もどうなるんでしょう。あの子は論文は得意でも、人生で試験はそんなに受けてきてないですから。もし落ちたら、また世間から言われてしまいますよね。4月に出した文書を書くのにも、息子は相当苦労していて、そのため試験勉強をする時間がかなり削られてしまっていたから……」

 もちろん、宮内庁も無条件でご結婚を進めようとは考えていないようだ。まずは小室さんが司法試験に合格すること。そして法律事務所に就職し生活の目処が立ったところで、会見を開くなり文書を発表するなりして、秋篠宮ご夫妻と国民の理解を求めることが必要だという。

 つまり不合格になれば、いま想定されているスケジュールもすべて取り消しということにもなりかねない。逆に、晴れて合格し会見が滞りなく済めば、眞子さまと小室さんのご結婚の話はついに成就へと動き始めることになりそうだ。

2021.10.22(金)
文=「文藝春秋」編集部