生一本、生真面目

 眞子さまをよく知る人物はその人柄についてこう話す。

「眞子さまは、いつも笑顔を絶やさず物腰柔らかで、親しみやすい雰囲気がおありです。しかし、実際のご性格は全く違います。ご気性が激しいのは生まれつきでしょう。というか生一本、生真面目。ものすごく意思が強く、間違ったことは許さないという印象です。

 例えば、同じ皇族でも、美智子さまは元々庶民の出身で人々の考え方や世間のこともよくご存じのうえでいろいろな案を練られるので皇室で敵う人は誰もいません。それに対して眞子さまは、生まれた時から皇族で、純粋にお育ちになっているだけに、間違っていることをそのまま放置しておくことができないというタイプなのです。

 小室さんについても、『彼は何も間違ったことはしていない』『個人の人権が尊重される時代なのに、なぜ、ここまで寄ってたかって批判されなければならないのか』『なぜ自分が結婚を諦めないといけないのか』と、心底疑問に思われているのです」(宮内庁関係者)

 秋篠宮家の頼れる長女であり、16歳になってからは単独でのご公務も務めてこられ、成年皇族の鑑として常に模範的な振舞いをされてきた眞子さまが、なぜ小室さんを信じ続けるのか。

 

眞子さまが打ち明けた「隠し録音」の存在

「これは誰も知らない話ですから……」

 そう念を押して、先の宮内庁関係者に話を切り出された眞子さまの表情は、まるで自身の命を投げ出すかのようだったという。

 眞子さまがその時、打ち明けられたのは、小室さんが母親の元婚約者との話し合いの場で密かに録っていた「隠し録音」の存在だった。今から2年ほど前のことだ。

 小室さんは「説明文書」の中で、2012年9月に元婚約者X氏が、母佳代さんに「婚約を解消したい」と突然申し出た際、咄嗟の判断で録音したと明かしている。そこにはX氏の「返してもらうつもりはなかったんだ」という発言が記録されているという。

 2017年の金銭トラブル報道の直後、眞子さまは、小室さんから「隠し録音」の存在を明かされ、小室さんを信じる拠り所とされていたようだ。

2021.10.22(金)
文=「文藝春秋」編集部