パンクとモードの関係に迫る展覧会
image (C) The Metropolitan Museum of Art
ニューヨークのメトロポリタン美術館で「パンク:カオスからクチュールへ」と題された展覧会が開催されている。これは同美術館のコスチューム・インスティチュートが企画したもので、70年代に誕生したパンク・ムーヴメントがプレタポルテやオートクチュールのハイファッションに与えた影響を考察する内容となっている。
パンクはロックミュージックを核としながら、ファッションやライフスタイルも含んだトータルなサブカルチャーだった。あらゆる既成概念やルールを疑い、アナーキーなまでの自由を標榜するパンクは、ファッションの分野でも独自のスタイルを作り出した。
この展覧会では最初にニューヨークとロンドンから始まったパンクの歴史と、ムーヴメントの中心にいたミュージシャンやデザイナーのファッションを紹介。そして後半はパンク・ファッションの美学を素材や手法をもとに4つのテーマに分類し、それぞれが後のファッションに与えた影響を具体的に見ていく構成となっている。
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2013.05.29(水)