#225 Ogami-jima
大神島(宮古諸島/沖縄県)
![池間島から見た、大神島。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/1280wm/img_fcafea9c3d855f5cdde26c42f98353d3112132.jpg)
宮古島の北東約4キロに浮かぶ、三角形に見える美しい大神島。周囲約3キロの小さな島ながら、聖域の多さは沖縄でも屈指といわれています。地元では“神様の住む島”としてあがめられる存在です。
そんな大神島には、守らなくてはならないルールがいくつかあります。島の神祭行事の日には立ち入り禁止の区域がある、聖域にはみだりに入ってはいけないなど、知らずに破ってしまっては、大変。はじめての来島ならば、ガイドをお願いするのが無難でしょう。
![宮古島の中心地から離れた島尻港から定期船に乗船して、大神島へ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/0/1280wm/img_80bedb071b84dcf18a76935a639d3008157103.jpg)
![楽しみにしていた大神島。残念ながら、悪天候……。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/6/1280wm/img_e6659b498201617c8a5909efb9c82cf787540.jpg)
大神島は宮古島の周辺の有人島では珍しく、橋ではなく船でアプローチします。宮古島北部の島尻港から定期船で約15分。迎えてくれたのは、「大神島のおじいの観光ガイド」の下地義明さん。“おじいのガイド”という名称ながら、島では最年少の50代です。
![「大神島のおじいの観光ガイド」で案内してくれた下地さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/1280wm/img_2cd5651aa7cc4005692fffe8d2fb7964166226.jpg)
上陸してまずは港の一画にある「島まもりの神様の岩」に挨拶をします。大神島では石に神が宿るとされ、石を動かす、あるいは砕く日は、ウヤガン(巫者のような存在)のおばあさんが決めるそうです。
![島まもりの神様の岩。港の片隅に、大切に守られています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/6/1280wm/img_968595ff2088a6b9a58e3a9fe40c54b0221450.jpg)
挨拶を終えると、島内の移動手段である電動カートに乗り込み、観光ガイドのスタートです。
2021.07.03(土)
文・撮影=古関千恵子