130年の歴史を感じる
唯一無二の滞在時間
また、館外に出かけなくても多くの発見があるのが、さすが130年の歴史を誇る帝国ホテル。唯一無二の空間やおもてなしを、ゆったりと体感できるのも大きな魅力です。
ホテルの歴史をもっとも色濃く感じられる場所といえば「オールドインペリアルバー」。
巨匠建築家フランク・ロイド・ライトが設計した旧本館の面影を今に伝える一角があり、かつてマリリン・モンローが泊まったスイートルームにあったとされる机も配されています。
また、館内にいながらにしてアートめぐりも満喫できます。
宿泊客専用ロビーに飾られている人間国宝・江里佐代子さんが手がけた至高の工芸作品をはじめ、本物を間近に目にすることができるのは、なんとも贅沢です。
さらに、帝国ホテルといえば、至福のダイニングめぐりも心躍る体験です。
これまで、数々の名料理人を輩出し、たくさんの名作・名物料理を生み出してきた帝国ホテル。2019年4月には、フランスで実績を重ねた30代の若きシェフ、杉本雄さんが第14代東京料理長に就任しました。
日本の美食史に名を残す伝説の一皿から、次なるレジェンドとなる新作メニューまで、伝統と最先端を同時に味わえるのも、帝国ホテルだからこそ。
そのほか、チェックアウト前のひとときを優雅に茶室で過ごすなど、東京の真ん中にいながら、心穏やかに上質な時間を満喫できるのも帝国ホテルならではです。
130年の時によって育まれた唯一無二のホスピタリティと、それが実現する贅沢な日々。
1週間の「日比谷ぐらし」には、あなたの知らない東京がたっぷりと詰まっているのです。
帝国ホテル 東京
[日比谷]
所在地 東京都千代田区内幸町1-1-1
電話番号 03-3504-1111
客室数 931室
料金 宿泊プラン「日比谷ぐらし」7連泊1室 1,300,000円(2名利用、朝食・ランドリー・プール&サウナ利用付き。1カ月前までに要予約)
※この記事で紹介の料金はすべて税・サ込です
https://www.imperialhotel.co.jp/
Feature
東京を旅する
文=矢野詔次郎
撮影=橋本 篤