浅草の2ツ星シェフが手がける2号店
ビストロながらも〆は台湾ご飯！

　和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、“世界一の美食都市”と称される東京。

　寿司、てんぷら、そば、鰻、とんかつ、ラーメン、洋食など、幅広いジャンルの味が独自の進化を遂げ続けている。連綿と育まれてきた東京の味のなかで今、食べるべきは何か。おすすめの10軒をご紹介。

浅草の名店の原点回帰のビストロ

●noura

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　ミシュラン2ツ星のフレンチレストラン「オマージュ」の荒井昇オーナーシェフが手がける2号店で、その名も「の裏(オマージュの裏)」。

 「かつてこの地、浅草に初めて店を構えた時のように、地元の人に気軽に楽しんでもらいたい」と、カジュアルなプリフィックススタイルになっている。シェフをまかされたのは、フランスでの修業時代を共にした松本義夫さん。

　とことん食材にこだわり、手間をかけた定番ビストロメニューが基本になっているが、本来フランス料理にはない締めのご飯“ルーローファン”も評判を呼んでいる。

Text＝Yukari Akiyama
Photo＝Atsushi Hashimoto