和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、“世界一の美食都市”と称される東京。

 寿司、てんぷら、そば、鰻、とんかつ、ラーメン、洋食など、幅広いジャンルの味が独自の進化を遂げ続けている。連綿と育まれてきた東京の味のなかで今、食べるべきは何か。おすすめの10軒をご紹介。


スペシャリテはとっておきの土鍋ご飯

●Apis

横田悠一シェフ。

 シェフを務める横田悠一さんは約8年間にわたってフランスで研鑽を積んできた。その間に見直したのが日本の食材や、素材そのものの背景。

実家の畑で採れたインゲンと自家製アンチョビ。

 また、パリで出合ったアジア料理のスパイスの味の組み立てに夢中になったとも。

 だから、いわゆるフレンチのコースを想像していると、ここではいい意味で裏切られることになる。

ご飯は鰹本枯節、卵を塩水に漬けた“シェンダン”、紫蘇の実醬油漬けなどと。

 料理の主役はあくまでも素材。締めには、埼玉の実家で作られたひとめぼれの土鍋ご飯と、選び抜いたご飯の友が並ぶ。

 横田シェフのフィルターを通して作られる新たなフレンチに注目したい。

Apis

所在地 東京都港区芝3-42-9 中野第1ビル1F
電話番号 03-3451-8800
営業時間 18:00~22:00 L.O.
定休日 不定休
※要予約。おまかせコース 15,000円。
http://restaurant-apis.jp/

Feature

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Text=Yukari Akiyama
Photo=Atsushi Hashimoto

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