未知なる東京体験を求めて
超・個性派ホテルにチェックイン！

今、東京でいちばん驚きの滞在
コックピットに泊まる！

◆羽田 エクセルホテル東急

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　最後にご紹介するのは、今、東京でもっとも話題騒然、驚きいっぱいのお部屋です。

　このたび開業15周年を迎える羽田 エクセルホテル東急。羽田空港第2ターミナルに直結していて、これまでも飛行機好きにはたまらないホテルとして知られてきました。

　ホテルの4・5階にある客室「デラックス」は、全室がエアポートビュー。羽田空港C滑走路が本当に目の前です。

　到着したかと思えば、またどこか遠くへと旅立っていく飛行機の大活躍ぶりは、ずーっと眺めていても飽きることがありません。

　また、2007年に誕生した客室「プレミアフライヤーズ」は、室内になんと実際に国際線で使用されていたというファーストクラスシートを窓辺に配置。気分はすっかり、世界を飛び回るセレブリティです。

　そして2019年7月、新たに登場した「スーペリアコックピット」は、驚くことにお部屋のなかにボーイング737-800型機を模した本物のフライトシミュレーターが設置されています。

　このシミュレーターを実際に使って操縦体験を楽しむことも可能です。

　元機長をはじめとしたインストラクターの指導のもとに、90分のパイロット体験。ぎっしりと周囲を埋め尽くすスイッチ類とモニター。操縦席に座った瞬間、本当に重責を担った気持ちになって、なんだかものすごく緊張してきます。

　青空の下、富士山を上空から見下ろしながら大阪へ向かったり、東京のきらめく夜景が背後に広がる羽田空港へと着陸したり、「こんなフライトがしたい！」と相談すれば、さまざまな飛行計画を実現してくれるのもすごいところ。

　無事に着陸した瞬間の感激と達成感は、ここでしか絶対に体験できないものです(操縦体験プランには、宿泊は含まれません)。

　もちろんこのお部屋に泊まることも可能です。

　アクリル板で仕切られた操縦室の窓には、羽田空港を離陸して東京湾上空を旋回する様子が映し出され、快適なベッドに寝そべりながらフライト気分を満喫するという、これまた、ここでしか体験できない夢のような一夜を過ごすことができます(宿泊プランでは、操縦席に座ったり、機器に触れることはできません)。

　客室のほかにも、こちらのホテルではユニークなおもてなしを用意しています。

　レストラン カフェ＆ダイニング「フライヤーズテーブル」は、多彩なメニューと、ホテルならではの上質な美味しさが評判で、その大人気メニューが「フライヤーズバーガー」。滑走路をモチーフにしたプレートにボリューム満点のハンバーガーが鎮座しています。

　料理長を務める笹木浩一さんは、ザ・キャピトルホテル 東急のオールデイダイニング「ORIGAMI」のシェフなどを歴任してきた “美味しいもの名人”。

　誰もが大好きな定番の洋食メニューから、洗練された本格派フランス料理まで自由自在。

　デザートの「飛行機シュー」も大人気で、これからも心弾ませる新作が登場予定だそう。

　今回の記事でご紹介したのは3軒のホテルでしたが、このほかにも東京のホテルには、わくわくドキドキ心を弾ませる楽しい空間、驚きの演出を用意しているところがいっぱいです。

　とびきりの非日常の時間を楽しみに、ぜひ出かけてみて！

Tokyo Tokyo

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2019.10.24(木)
文＝矢野詔次郎