素敵な器を手に入れて、理想の暮らしを叶えたいけれど、まずどこでどんな器を手に入れて、実際の生活でどう使えばいいの?
そんな悩める器初心者に、テーブルコーディネート教室代表の江川晴子さんが器の基本をレクチャー!
東京・世田谷にある「PARTY DESIGN」は、料理家をはじめとした食のプロが通う、知る人ぞ知るテーブルコーディネート教室です。
代表の江川晴子さんが生み出すシンプルかつ物語のあるテーブルを支えるのは、主役も脇役も自在にこなす優秀な器たち。
江川さんに、そんな素敵な器に出会えるおすすめのお店を教えてもらいました。普段使いからパーティーまで活躍する“IT DISH”を求めて、いざ器探訪へ。
5回シリーズの第1弾は、そのままオーブンに入れられる現代の有田焼です。サイズや種類が豊富なので、新生活に向けて一式揃えたい方にもおすすめ。
◆Lesson 01
有田焼のイメージを一新した
「1616 / arita japan」
有田焼の産地である佐賀・有田は、1616年に日本初の陶磁器が作られたとされる場所。その地で約400年の時を経て生まれたのが、日本発の新たな陶磁器「1616 / arita japan」です。
柿右衛門や色鍋島に代表される色鮮やかな有田焼のイメージを覆し、シンプルでスタイリッシュな新しい有田焼を生み出したのは、江戸時代から有田の地で伝統を受け継いできた百田陶園。
今回は、「1616 / arita japan」ブランドの中から、クリエイティブディレクターの柳原照弘氏が手がけた、「スタンダード」シリーズをご紹介します。
高密度の陶土を使った器は強度があり、電子レンジや食器洗浄機に対応。さらに、素焼きの「スタンダード グレイ」シリーズならオーブン使用もOKという、現代の暮らしに適ったデイリーウェアです。
買い足しやすい価格帯も魅力のひとつ。
2019.03.06(水)
文・構成=松山あれい
撮影=佐藤 亘