妊娠中のデリケートな体に
こういう癒しが欲しかった!
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マンダリン オリエンタルに泊まるのなら、「ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル」ははずせない。中国医薬を取り入れたホリスティックなトリートメントは、一時的なラグジュアリー体験や癒しに終わらない、魔法のような時間だ。
ここ「マンダリン オリエンタル 台北」のスパは、2フロアを使った贅沢な造り。世界中にあるマンダリンのスパの中でもかなり大きな規模なので、たとえ予約がフルでも、「人が多くて疲れちゃった」ということがない。
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トリートメントのメニューは、台北だけで受けられるオリジナルを含め約60種類。このうち、安定期の妊婦さん向けに特別に開発されたのが、「Mum to be」と「Cocoon for the new mum」。敏感な妊婦さんの肌にも安心な低刺激性のアロマオイルだけを使用し、熟練のセラピストが細心の注意を配りながら丁寧に施術をする。
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トリートメントは足のケアからスタート。絶妙なタッチでリンパを流すマッサージに、足のむくみに悩む妊婦さんも、たちまち至福の世界へ。
施術時間は体調を考慮して1時間と短めだが、「薬も飲めずに悩んでいた腰痛から解放された」「こんな贅沢は久しぶり」と、ゲストのみならず地元の働くママにも大人気なのだそう。
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「Mum to be」は、肩、首、腰をローズオイルでマッサージ。重いお腹を支えているために起きる痛みや凝りが、絶妙なストロークでどんどん軽くなっていく。同時に、アロマオイルの香りが心地いい温かいアイピローで心をリラックス。「Cocoon for the new mum」は、細胞活性化に働きかけ、疲れたお肌を活性化するトリートメント。価格はいずれも4,800台湾ドル。
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いずれのトリートメントも、腰や足に負担がかからないような体勢で行なわれるので、身体への負担はなし。腹部にたっぷりとオイルを塗り、優しく撫でるようなマッサージは、保湿と妊娠線予防のためのものだが、同時にお腹の中にいる赤ちゃんもリラックスしてくれそうだ。
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日本では妊婦さんにマッサージを施すスパはなかなか見つからない。「マンダリン オリエンタル 台北」でプロのセラピストに癒されるのも、旅の贅沢なひとときになるはずだ。
2017.05.09(火)
文・撮影=芹澤和美