嵐山の名所、渡月橋から船で約15分。このアプローチも、旅の楽しみを倍増させる。 滝をバックにウェルカムミュージックでお出迎え。楽器は、仏具をアレンジしたオリジナル。 大堰川の上流にある「星のや京都」は、街の喧騒とは無縁。敷地内を照らすのは、月や星の光を感じられる柔らかな照明。 客室が続く庭路地を歩けば、京都の路地を散策している気分に。 窓辺にベンチソファを設えた特別室の「月橋」のツインタイプ。「月橋」にはこのほか、メゾネットタイプもある。 春はヤマザクラやソメイヨシノ、夏は新緑、秋は紅葉が手に届く距離に。これからの季節に楽しみなのは雪景色。 飲み物やお茶菓子といっしょにくつろげるライブラリーラウンジ。 蔵をリノベーションした「Salon & Bar 蔵」。昼はサロン、夜はバーになる。 烏羽玉は、定番の黒糖味に加え、季節をイメージしたオリジナルの味も楽しみ。 旅をテーマにした書籍をパラパラとめくりながら次の旅に思いを巡らせて。 眼下にせせらぎを眺めながら、お抹茶で一服。 朝食は客室で、爽やかな自然を眺めながら。 冬の奥嵐山を思わせる八寸「雪待月の肴核(こうかく)」。裏ごしした百合根で白あんを包んだ「百合根玉雪」はタンチョウヅルを、周りにまぶした氷餅は雪が陽の光に反射する情景を表現。 先附の「蓮根餅と牛タン吉野仕立て」。冬にぎゅっと味が凝縮する蓮根を使った蓮根餅をタンシチュー仕立てに。 昆布とカツオの合わせ出汁のいい香り! 朝は景色とお鍋でほっこり。 冬の京都で親しまれている野菜やできたて豆腐や湯葉など、ヘルシーな食材で一日の始まり。 「水の庭」は、戦前戦後と京都で活躍した庭師・小島佐一氏が作庭した以前の姿に現代的なデザインを加えて復元したもの。 「奥の庭」は、燻し瓦と白石を砂紋に見立て、枯山水の風情を醸しつつも、足を踏み入れることができるようにした設え。眺めるだけでなく歩くこともできる。 蔵では、朝10:00から12:00まで、浅煎りでスッキリとした味わいのコーヒーを一杯ずつハンドドリップで用意してくれる。 冬の向附に出される「カワハギの変わり造り」は、見た目だけでなく、人参のドレッシングやリンゴのコンポートと合わせるなど、味にも驚きのある演出が。 「月橋」の大きな窓から眺める絶景は、まるで一枚の絵画のよう。