“スターに会いたくて”劇団ひまわりに入団

ジュディ 当時、隣のスタジオでは、日本テレビの「少年探偵団」を撮影してたんですよ。

近田 はいはい。江戸川乱歩原作で、明智探偵と小林少年たちが活躍する連続ドラマですね。じゃあ、そっちも「三太物語」同様、生放送だったんですか。

ジュディ そう。だから、隣同士のスタジオで、どっちの方が視聴率が高かったとか、年中競争してましたよ。

近田 ビデオが導入されたのは、いつ頃からだったんですか。

ジュディ 14歳の時に出演した、フジテレビの「グーチョキパー」からだったと記憶しています。生とビデオが半々で、切り替えのタイミングが難しかったですね。

近田 幼い頃から、エンターテインメントの世界には興味があったんですか。

ジュディ ええ。自宅に来客があったら、バレエを披露してましたから。わーっと襖を開けると、ティンカーベルの衣装をまとった私が登場して、踊ってみせる。兄は、懐中電灯でスポットライトを浴びせる役回りでした。

近田 そのお兄さんが、長じて、国際的な名声を誇る建築家、マーク・オングになるわけですね。

ジュディ だから、兄は今も照明にはとてもうるさいですよ。光をいかにして採り入れるか、それが建築家としての自分の命だと言ってました。

近田 兄妹ともに、「三つ子の魂百まで」を地で行ってますね。

ジュディ 言われてみれば、まさにそうですね(笑)。

近田 そもそも、芸能界入りのきっかけは何だったんですか。

ジュディ 劇団ひまわりに入ったらスターに会えるっていうミーハーなノリでした。

近田 オング家は、由緒を誇る旧家ですよね。芸能の道を志すことに関して、ご両親からの反対はなかったんですか。

ジュディ 父は、猛反対しましたよ。自らがブロードキャストの仕事をしてるから、なおさら、こんなとんでもない世界に娘を放り込むことには抵抗があった。

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