いつも一緒にTさんとKさんは
手際よく全員のイラストを回収した霊感持ちの男性は「ハイハイ、なるほど」と呟きながらイラストを見比べました。
「じゃあ、コレ、向こうで燃やしてきます」
「燃やす?」
Hさんの反応を無視するように立ち上がった男性は、部屋の奥のパーテーションを少し開け、その向こうの掃き出し窓をガラガラと開けるとベランダに出てしまいました。
しばらくするとパーテーションの向こうから火の手が上がるのが見えましたが、Uさんたちは下を向いたまま黙りこくっていたそうです。
「……TさんとKさんってどこ行ったの?」
一向に見えてこない事態を探ろうと、Hさんは気になっていることを聞いてみたそうです。すると、返ってきたUさんたちの反応は意外なものでした。
「あ、アイツらは……」
「いないんだよ、今日は」
「ちょっとな……」
堰を切ったように飛び出す、妙に歯切れの悪い返答たち。
ガラガラガラ。
掃き出し窓の開く音がして、パーテーションの向こうからあの男性が顔と手を出してHさんを呼び出しました。
「あの、ちょっとよろしいですか」
ベランダに出ると涼やかな夜風とバケツの中で燃えカスになったコピー用紙の焦げ臭い匂いが鼻をつきました。
「あの人たち親友ですか?」
「はい?」
