お店のファンだった日本人女性が2代目オーナーに
クッキーを食べながら聞かせてもらったのは、現オーナーのMaikoさんが「ザ・クッキー・レディー・ハワイ」を始めることになった経緯や、今も変わらず大切にしている信念など、ハートフルなエピソードでした。
コロナ禍の少し前にハワイへ移住してきたMaikoさん。ふと、旅行で訪れていた頃から好きだったここのクッキーが食べたいと思い立ち、調べてみたところ、営業を休止していることを知りました。
「ザ・クッキー・レディー・ハワイ」は、日系人のデールさんが始めた手作りクッキーのお店。お店を開く前から地元で絶大な人気を集め、2009年にはワイパフに店舗を構えるほどでした。しかし、デールさんの年齢や体力の問題に加え、家族経営ならではの課題、そしてコロナ禍が重なり、お店の灯が消えそうになっていました。
「大好きな味がなくなってしまうかもしれない」。そうと知ったMaikoさんは、知人を介してデールさんと直接連絡を取り、なんとかできないかと考え始めます。
世の中はコロナ禍の真っただ中。それでも、「このおいしいクッキーが食べられなくなってしまうのは悲しい。もっともっと多くの人にこの味を知って食べてもらいたい」という思いが頭から離れなかった。そして、「やってみたら?」という家族の後押しもあり、2代目クッキーレディーとしての歩みをスタートさせたのです。
数カ月かけてデールさんから作り方を習い、一緒にキッチンに立ってクッキーを作る日々。オリジナルの味を忠実に受け継ぎつつ、さらに良くできる部分は改良をして、2人が100%納得するクッキーを完成させました。そうして2022年4月、現在の「ザ・クッキー・レディー・ハワイ」が誕生したのです。
