また一からやっていく気持ちに

『看護覚え書 看護であること看護でないこと』
フロレンス・ナイチンゲール 著 
湯槇ます他 訳

 白衣の天使として知られる著者の手引書。

「ナイチンゲールが看護を、仕事を超えた仕事として考え、実践しているのがよく分かります。そういう熱情に触れると自分の湿っぽい落ち込みがジュッと蒸発するよう」(柴田さん)

あったかい気持ちになれる

『きょうの猫村さん』
ほしよりこ 著

 猫の家政婦「猫村さん」の日々を描く。

「猫村さんは、共同生活の場に置いてあるおやつなどを食べるときに『よばれる』と言うんですが、それがなぜか胸にばちばちと強く、かつあったかい気持ちになります」(柴田さん)

お仕事マンガとしても読める

『はいからさんが通る 新装版』
大和和紀 著

 大正時代を舞台にしたラブコメ。

「女性が仕事を通して社会に自分の居場所を見つけようとするときの不安と期待は、今も昔も変わらないと気付かされます。失敗してもへこたれない紅緒に励まされます」(トミヤマさん)

人生を変えてくれた漫画

『ハッピー・マニア』
安野モヨコ 著

 恋多き主人公・シゲカヨの奮闘を描く。

「20代後半で読み、人生が大きく変わりました。シゲカヨのように好きなことを元気よくやっていこうと決心した結果、文学研究からマンガ研究に鞍替えし、今に至ります」(トミヤマさん)

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CREA 2021年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。