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 『ホタルノヒカリ』や『西園寺さんは家事をしない』などの作品で知られる漫画家のひうらさとるさんが、旅をテーマに初のエッセイ本『58歳 、旅の湯かげん いいかげん』を上梓しました。旅好きのひうらさんが、これまでの体験談や旅のノウハウをお伝えする本書ですが、その中から特別に、長年暮らしとても居心地が良いと話す城崎温泉のおすすめスポットをご紹介します。


【1日目】温泉と食を楽しむ

 温泉旅行というと、素敵な旅館に泊まって温泉と食事をゆっくり楽しむ「おこもりステイ」が思い浮かびますが、7つの温泉(『さとの湯』は改修工事のため休業中)を「外湯めぐり」として楽しめる城崎では、ブラブラと街歩きするのがおすすめ。新鮮な魚介や、但馬牛などの地元グルメを楽しめる飲食店もたくさんありますし、喉が渇いたら、美味しい地酒やビールを酒店の軒先でさっといただくのも至福の時間!

【10:00】早めに到着して荷物を預けたら街歩きをスタート

 城崎温泉駅に到着したら、さっそく街歩きをスタート。早めにチェックインできない場合は、観光案内所に荷物を預けることも可能。「まずは駅前の足湯でひと息入れても!」(ひうらさとるさん・以下同)

【11:00】土地の食材と料理を堪能!

 近海でとれた鮮魚や但馬牛などのご当地グルメで腹ごしらえを。冬はカニも有名。

【KINOSAKI BURGER】但馬牛100%のハンバーガー

 兵庫県産の黒毛和牛、但馬牛を使ったハンバーガーは旨味たっぷりのパティにタルタルソースが効いて絶品。「メニューには城崎の地ビールも。ハンバーガーとよく合います」

KINOSAKI BURGER

Instagram @kinosakiburger

【をり鶴】土地の食材を使った極上寿司

 但馬の最高の食材にこだわった、創業80年を誇る名店。「ひうら家は特別な日にお伺いしています。平日も大人気で予約は必須。魚介はもちろん、但馬牛のにぎりも絶品ですよ」

をり鶴

電話番号 0796-32-2203

【おけしょう鮮魚】鮮魚は全国発送も

 1階はお魚屋さん、2階は新鮮な魚介を楽しめるレストラン。「1階で買った魚やカニをその場で調理してくれるサービスも。季節の海鮮丼は、見た目も味も最高です」

おけしょう鮮魚

電話番号 0796-29-4832

2025.04.29(火)
文=ひうらさとる