◆一関のもち文化

 平泉町一関市のある岩手県南の一関地方は、江戸時代から400年以上もち食文化を重んじ、もちの聖地と言われているほど。一般的には、もちを食べるのは正月というイメージが強いが、この地方では入学式や冠婚葬祭など年間60日以上も「もち食」を食べ、もち料理の種類は300種以上とも言われるほど。

 冠婚葬祭などのあらたまった席でふるまわれる「もち本膳」は、あんこもち、雑煮、料理もち、大根おろし、たくあんなどがお膳に並ぶ。一関市は、もちグルメやイベントも盛んなので、ユニークなもち食、もちをトコトン食したくなったら一関市へ足を運んでみるのがおすすめ。

一関のもち文化(いちのせきのもちぶんか)

所在地 岩手県一関市
https://www.ichitabi.jp/feature/special/mochi/index.html

◆スノーピーク陸前高田

 スノーピークとしては北東北初の直営キャンプ場として2023年秋にオープンした「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」。岩手県と宮城県の県境にある広田湾を見下ろす高台に建ち、開設以来、東北地域のキャンパーに親しまれてきた。

 展望台からは広田湾が望めるという、海と山が一度に楽しめる絶好のロケーションが自慢。広々とした約6.8万坪の敷地には、フリーサイトのほか、牡蠣養殖の風景が印象的な陸前高田の海を臨めるオートサイト、大人数で楽しめるグループサイト、愛犬と過ごせるドッグランサイトなどが充実している。

 静かな環境で自然の豊かさを存分に満喫しながら、アツアツのキャンプ飯を頬張るひとときこそキャンプの醍醐味。隈研吾氏設計のモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」やキャビンなども充実しているので、キャンプ初心者という人にも安心。冬に自然に親しむには最適の場所だ。盛岡市や仙台市から車で約2時間というアクセスのよさも魅力。

スノーピーク陸前高田(スノーピークりくぜんたかた)

所在地 岩手県一関市東山町長坂字町467
https://www.snowpeak.co.jp/locations/rikuzen/

2024.12.28(土)
文=CREA編集部