この記事の連載

 みなさん、こんにちは。

 今年の後半は、なかなか収まらない猛暑に振り回され、このままずっと夏が続くのでは? という感じでしたが、それでも年末はやってくるわけで、今年もベストプチプラコスメをご紹介します。

 ほとんどすべてのものの価格が上昇しているように感じる昨今ですが、プチプラコスメ界は変わらず元気に、2024年もさまざまな人気アイテムが誕生しました。普段メイクアイテムに比べると動きがやや少なめに感じるプチプラスキンケアにも、今年は変化が。

 そんな中でリピートし続けるほどお気に入りになった、マイベスト10を発表します!

 その前にこの連載でのプチプラコスメの定義を駆け足で説明します。

 価格は、定価2,000円以下が基本。正直厳しいと感じることもありますが、なんとかこの条件を守っています。ドラッグストアやバラエティショップ、コンビニなどで手軽に購入できるもの。場合によってはインターネット。「このお値段でこの仕上がり!?」というお得感が高いもの。「使ってすぐ」効果を実感できるもの。

 もうひとつ個人的な観点として、“無意識に自然に頻繁に手が伸びたコスメ”というのも選ぶ条件のひとつにしています。

 と、以外に多い勝手な条件をクリアした優秀なプチプラコスメ、ひとつ目はオーディナリーです。


#01 プチプラ界のエポックメイキング的ブランド登場
オーディナリー

 今年個人的にプチプラコスメ関連で最も驚いたのは、このオーディナリー!

 なぜか?といえば、このブランドが老舗の人気ブランド、エスティ ローダーのグループの傘下として登場したからです。

 エスティ ローダーといえば昔から華やかなデパコスブランドで、同じグループには他にも高級なデパコスブランドがたくさん存在しています。そのグループにこの価格帯のブランドが仲間入りするなんて、昔は思ってもみなかった事態なので、勝手に驚いたのです。“革新的”とすら感じる。

 製品数が多いのと、中には定価が2,000円以上のものもあるので、すべてのご紹介はできませんが、筆者が推したい3アイテムをご紹介します。

 オーディナリーはカナダ生まれのブランドで、資料によると「科学的知見に基づき配合された優れた成分を、誠実な価格で提供し、高品質なスキンケアをより多くの人に届けたい」という考えのもとに製品が開発されています。

 クレンジング&洗顔、美容液、モイスチャライザーの3ステップが基本で、中でも美容液の種類がかなり多いのですが、その価格帯は税込みで下は1,100円から、上は3,520円まで。「ちょっと試してみようかな」と思いやすい価格ですよね。

 中でも面白いのが、ビタミンC(アスコルビン酸)をパウダー状にしたアイテムです。美容液やクリームなど他のアイテムに混ぜて使うという使用法で、PRさんによると「グローバルではそこまで目立っていないものの、日本で上位にランクインしているアイテム」なのだそう。

 酸化しやすかったり効能が低下しやすいビタミンCを、フレッシュな状態で使える、また量を自分で調整できるのが「実験みたいで楽しい」などの点が人気の理由のようです。

 「翌朝の効果実感が高く変化がわかりやすい」という声も多く、筆者はおでこに小さいプツプツが出ていたときに美容液に混ぜて使ってみたら、翌朝かなり目立たなくなっていました。「大容量なので全身に使っている」という人もいるそうで、それいいアイデアです!

2024.12.12(木)
構成・文=斎藤真知子