この記事の連載

【(NO)RAISIN SANDWICH】ウインターフィグ

 平野さんが代表を務めるお菓子ブランド。実はレーズンが苦手な平野さん。大好きなバタークリームとサブレ、レーズン以外の季節で替わる素材(「ウインターフィグ」はワインで煮込んだイチジク)でつくったサンドとレーズンサンドの2種類をセットで販売。こだわりのパッケージにもキュン。

「紗季子ちゃんの『ウインターフィグ』は食べると『夢~』ってなる。大好き」(Pさん)

「ありがとうございます。自分が食べたくてつくったので、自信を持ってお贈りしているお菓子です。クリームとサブレが口の中で同時に消えていくみたいな後味の軽やかさを追求していて、フレーバーごとにサブレも変えています」(平野さん)

(NO)RAISIN SANDWICH

賞味・消費期限 冷凍発送。冷蔵で6日
https://noraisinsandwich.com/
※通販のみ、1~2カ月の不定期で替わるフレーバーの発売開始はオンラインストアで確認

【sarkara】レモンケーキ

 新進気鋭のパティシエが見事にアップデートさせたレモンケーキ。

 瀬戸内産レモンのコンフィを練り込み、アクセントにココナッツやジンジャーを加えた生地にレモン、ベルガモット、エルダーフラワー等を合わせたシロップを染み込ませてジューシーに。レモンの皮やブランデーを加えたグラスアローで包み込む。

「この『レモンケーキ』、溺れますよ。溺れるかと思うほどジューシー。しかも、レモン発の美しい風景を経由して最終的にレモンの味に落としてくれる感じが素晴らしい。レモンケーキってこんな風にアップデートできるんだ、という驚きも。新進気鋭のパティシエ、大井博司さんの気概を感じます。」(平野さん)

sarkara

所在地 東京都世田谷区下馬2-36-112月(12月オープン予定)
電話番号 03-6804-0646
営業時間 10:00~19:00
定休日 月曜、火曜
賞味・消費期限 冷凍で14日、解凍後は冷暗所で3日
※通販可、商品の販売開始予定日はインスタグラムで確認

●教えてくれたのは……

平野紗季子(ひらの・さきこ)さん
フードエッセイスト

福岡県出身。小学生のころから食日記をつけ続ける。執筆、ラジオ、Podcastパーソナリティほか、フードディレクターとして菓子ブランドの代表を務めるなど食を中心に活動。近著は『ショートケーキは背中から』(新潮社)。
いちばん喜ばれた贈りもの:いったつみとらどうの椰子の白わらび餅。

渡辺P紀子(わたなべ・ぴい・みちこ)さん
フードエディター

食に関する幅広い知識と高い取材力で日本のみならず世界各地のレストランや料理店を取材。雑誌やwebでの食関連の特集や連載多数。雑誌や単行本等の企画・編集にも携わる。無類の麺好きでも知られる。
いちばん喜ばれた贈りもの:月乃舎のわらび餅。


 続きは「CREA」2025年冬号でお読みいただけます。

次の話を読む保存版【間違いのない「和菓子」手みやげ】5選《売り切れ必至のどら焼、とらやの限定ミニ羊羹…》贈りもの賢者の御用達は?
平野紗季子さんと渡辺P紀子さんの間違いのない手みやげ

2024.12.06(金)
文=齊藤素子
写真=鍋島徳恭、平松市聖

CREA 2025年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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