この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。高知の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!

» #01 中津渓谷
» #02 北川村「モネの庭」マルモッタン
» #03 柏島
» #04 むろと廃校水族館
» #05 アイスクリン
» #06 土佐赤岡絵金祭り
» #07 野良時計とひまわり
» #08 吉延の棚田
» #09 足摺岬
» #10 四国カルスト

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆中津渓谷

 四国三大河川のひとつであり、高知県のほぼ中心を流れる仁淀川は、国土交通省が毎年発表している「水質が最も良好な河川」に何度も選ばれているほど、水のきれいな川として知られています。そのエメラルドブルーのような透明度が高く美しい色合いは仁淀ブルーと呼ばれ、川を訪れる多くの人の心を楽しませています。

「中津渓谷」は、そんな鮮やかな仁淀ブルーと雄大な自然を満喫できる景勝地です。県立自然公園に指定され、渓谷のシンボルでもある落差20メートルの「雨竜の滝」や「紅葉の滝」「竜宮淵」「石柱」など、見どころたっぷり。

 入り口から約2.3キロメートルにわたって川沿いに遊歩道が続き、仁淀ブルーに輝く中津川や豊かな緑を間近から眺められます。マイナスイオンたっぷりの渓谷に癒やされること間違いなし。

 遊歩道には七福神の石像が点在しているので、散策しながら探してみるのもおすすめです。

中津渓谷(なかつけいこく)

所在地 高知県吾川郡仁淀川町名野川
https://niyodoblue.jp/spot/detail.php?id=151

◆北川村「モネの庭」マルモッタン

 印象派の巨匠、クロード・モネがフランスのジヴェルニーに造庭した「モネの庭」を再現した、「北川村『モネの庭』マルモッタン」。クロード・モネ財団が「モネ」の名を使うことを許可した世界で唯一の庭園です。

 モネの代表作「睡蓮」のモデルとなった風景に出会える「水の庭」や、2020年に20周年記念事業として「光の庭」からリニューアルした、美しい地中海の光と植栽とモネの作品を感じることのできる「ボルディゲラの庭」、モネの描いたボルディゲラの風景が楽しめる「リヴィエラの小屋」など、どこをとっても見逃せないスポットばかり。

 また、園内には北川村の山々の眺望を背景に咲き誇る、色彩豊かな花々が広がり、6月下旬から10月下旬には、モネが憧れながらも咲かせることができなかったといわれる青い睡蓮が見ごろを迎えます。「北川村『モネの庭』マルモッタン」では、モネ本人が見ることの叶わなかった光景を見られるのです。

見ごろの時期:夏(睡蓮)

北川村「モネの庭」マルモッタン(きたがわむら「モネのにわ」マルモッタン)

所在地 高知県安芸郡北川村野友甲1100番地
https://www.kjmonet.jp/

2024.07.15(月)
文=CREA編集部