住環境の花粉対策のポイントは室内の花粉を取り除くこと

 石井先生は、花粉対策は新型コロナと同様、いかに花粉を吸わず触らないかが大切だと言います。

 自宅でできる対策としては、まずは家の中に花粉を入れないこと。例えば、窓を開けて換気する際にはレースカーテンを閉めておく、布団は外干ししない、服についた花粉は払ってから家の中へ入るなど。基本的なことですが、意外とやっていない人が多いのではないでしょうか。

 さらに重要なのが、家に入ってしまった花粉を取り除くこと。空気中の花粉が床に落ち、床に落ちた花粉が人の動きなどによって舞い上がる、これを繰り返すことで生じる対流花粉はそのままにしておくと花粉同士がくっついて塊となるため、一度の刺激で大量の花粉が舞い上がってしまうことになります。

 対流花粉対策に必要なのは、空気と床の同時ケア。空気清浄機を基本的に24時間稼働させておくことに加え、空気の流れを意識した場所に設置することも大事。エアコンの対面に置くのがおすすめです。

 そして、1日1回以上は床掃除をすること。ただし、掃除機をかけた際に排気口から出る空気で舞い上がった花粉が体についてしまうため、人がいないときにロボット掃除機をかけるのが効果的とのこと。石井先生も自宅では24時間空気清浄機をつけたままにしておき、外出中にロボット掃除機を稼働させているそうです。

 クラーラは、ロボット掃除機ルンバと自動連携する市場で唯一の空気清浄機。共通のiRobot Home アプリの自動連携機能によって、ルンバが清掃中のときはクラーラが自動的にパワーをブーストし、ルンバから排出された空気も一気に清浄してくれます。

 また、自動モードに設定しておくと1秒間に10回空気をモニタリングし、空気の状態によって風量を調整。使う度に自動学習し、室内環境や生活習慣に合わせて最適化してくれるという優秀さ。

 空気清浄機で自宅の空気環境を整え、花粉症シーズンも快適な毎日を過ごしましょう。

教えてくれたのは……

石井正則先生

JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。JAXA宇宙医学審査会委員。ヨギー・インスティテュート認定のヨガインストラクターとしても活動している。著書に「ストレスマネジメントで めまい・耳鳴り・難聴を自分で治す本」(二見書房)など。

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2024.03.13(水)
文・写真=佐藤由樹