2024年3月25日(月)16:00(半影月食 16:14)に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、天秤座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

仲のよい人々と満月を観る催しを

 春の月といえば、朧月夜。霞たなびく夜空に柔らかな光を放つ満月は、冬のきりりと冴えた空に浮かぶ満月とはまた別物な感じがします。

 春分を過ぎた最初の満月は天秤座で起こります。この満月のキーワードは“美と調和”です。この日は何気ない日常の中にも“美と調和”を見出すことが出来るでしょう。

 天秤座の満月の日は、美しいものを愛で、美味しいものを食べ、社交的に過ごすに限ります。仲のよい人々と“満月を観る会”などを企画出来たら最高です。

 この満月は半影月食となりますが、肉眼で見るのは難しそうです。この満月に対しパワフルな冥王星がトライン(120度)となるので、高ぶる感情をコントロールすることが出来るでしょう。

 天秤座の満月の日は、愛も友情も豊かに実ります。3月の満月は、アメリカ先住民によるとワームムーン(芋虫月)、クロウムーン(カラス月)、ビッククラウズムーン(大雲月)などと呼ばれます。

 満月が大きな雲に覆われないように祈りたいものです。

〈『ムーンカレンダー』(リボンシップ)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。
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