この記事の連載
でか美ちゃんインタビュー 前篇
でか美ちゃんインタビュー 後篇
月1回開催する単独トークイベント
――でか美ちゃんはコロナ禍で新宿のロフトプラスワンをはじめ、トークの配信イベントにたくさん出ていましたよね。イベントが激減して困っていたトークライブハウスを吉田豪さんとともに救った印象があります。
でか美ちゃん ロフトのトークイベントはめちゃめちゃ気楽に喋ってるから楽しいんですよ（笑）。なかでも、毎月やっている「月例トーク」は1カ月間に私に起きた出来事を相槌役の谷さんを相手にしゃべりまくるというもので、続けていたおかげでトーク力を鍛えられた感じはあります。終わったあとで「あの言い方よりも別に言い方のほうが面白かったかも」と反省するようにしています。
――「月例トーク」は既に100回を超えていて、かなり回数を重ねていますね。
でか美ちゃん 「有吉反省会」が始まった2014年からやっています。
もともと、ディスクユニオンが運営する「dues（デュース）新宿」というイベントスペースで「イベントをやってみませんか」と誘われて始めました。あの時は今みたいにテレビやラジオに出るようになるとは想像もしてなかったので、何も考えずにやってました（笑）。
――それが今の仕事に生かされているわけですね。
でか美ちゃん 最近はファンの皆さんも分かってくれていて、私が話したことに対して「そのエピソード、テレビで使えるんじゃない？」と言ってきたりして、私も「もう少し短くしたらいけそうだよね？」と返したりしています（笑）。
――でか美ちゃんのように自らハードルを上げることはとても大事で、トークイベントはやっていったほうがいいですよね。
でか美ちゃん そう思います。ただ、アイドルのトークイベントの場合は、ファンの人は優しいから何を言っても笑ってくれるから羨ましいところもあります。なかには、当日の様子をとても面白おかしく書いてネットにアップしているファンもいます。その点、私のファンの皆さんは私の話がよほど面白くないと笑ってくれないんです。シャイというか、手厳しいというか（笑）。
2023.07.20(木)
文＝やきそばかおる
撮影＝鈴木七絵
