ダウンロード済みの電子書籍をサインアウトして全削除

◎効果:★★★★☆

 端末に保存した電子書籍アプリのデータは、コミック1冊につき100MB前後の容量があるため、コミックを読んだあと削除せずそのまま放置している場合や、大量のライブラリをいつでも読めるように端末に保存している場合は、空き容量を急いで作りたい場合には真っ先に削除の対象となります。急ぎの場合はひとつひとつ選別しながら削除するのではなく、アプリからサインアウトし、すべてのダウンロード済み書籍を全削除するのも有効な方法です。

 

動画配信サービスのダウンロードデータを削除する

◎効果:★★★★★

 Amazonプライム・ビデオやNetflixといった動画配信サービスをスムーズに視聴するためのダウンロードデータは、映画1本につき数百MBを消費しているので、複数を削除すれば、GB単位で空き容量を増やせます。電子書籍アプリのようにログアウトして全削除する手もありますが、たいていの動画配信サービスにはローカルにダウンロードしたデータを一覧表示できるメニューがありますので、そこからデータを選んで削除すれば済みます。

アプリそのものを削除する

◎効果:★★★★☆

 アプリの中には、ファイルや書類のデータはそれほどの容量でもないのに、アプリ自体が100MBや200MBといった大容量を占めているものが多々あります。いよいよという場合、思い切ってアプリを一時的に削除して容量を増やすのも、ひとつの方法として検討してもよいでしょう。なお「非使用のAppを取り除く」で削除するのと違い、設定もまとめて消去されてしまうため、あまりカスタマイズに手間がかからないアプリに限るのがベターです。

 

Safariの「Webサイトデータ」を削除

◎効果:★★★☆☆

 ひとつひとつのファイルサイズは小さいものの、使っているとどんどん溜まってくるのが、Safariの「Webサイトデータ」。まめに削除している人にはあまり効果はありませんが、長期間削除を行っていないようであれば、GB単位で空き容量を増やせる可能性があります。設定画面からワンクリックで削除を行えますので、手間がかからないのも利点です。ちなみにWebサイト個別にデータを削除することもできます。

2023.03.31(金)
文=山口真弘